転職先で2度休職したサラリーマンが人生を取り戻すまでの5年間の全て
2018年の8月。
わたしは涙ながらに妻にこう告げました。
ほんの数ヶ月前まで将来に希望しかなかったわたしが、まさかこんな言葉を発するとは当時夢にも思いませんでした。
わたしは適応障害という精神的な病気にかかり、2度の休職(トータル10ヶ月)を経験しました。
2度目の復職からまもなく3年が経とうとしている今でも当時のことは鮮明に覚えており、きっとこの先も忘れることはないと思います。
「休職」は社会人なら誰しもが経験する、といったものではないでしょう。
ただ、当時のわたしがそうであったように、
と思っていてもその時は突然に訪れることを、わたしは身を持って知ることになりました。
ですので、このnoteでは「普通」のはずだったわたしの変化や心情をできる限り詳細に書くことで、休職者のリアルをお伝えできるものにします。
最初に結論だけお伝えすると、
休職しても元気にサラリーマンを続け、幸せな毎日を送っています。
この記事を書いている現在(2023年3月)は休職前と同じ、もしくはそれ以上に元気にしており、前向きに人生を過ごしています。
部署は変わりましたが、現在も休職を経験した会社で働いています。
正直言って、もう2度としたくない辛い経験ではありましたが、休職したからこそ出会えた人や学びも多く、わたしの人生において必要な経験であったと今では思えています。
そのため、このnoteは休職者のリアルに加えて、学びや気づきの部分もしっかりとお伝えすることを心がけて書きました。
▼ 自己紹介
遅くなりましたが、ここで簡単に自己紹介をさせてください。
丹呉 亮輔(たんご りょうすけ)
千葉県出身、1987年生まれの35歳。
青山学院大学法学部を卒業後、新卒で国内生保のIT子会社に入社。
その後、外資系の事業会社へ転職。
現在は「サラリーマン」と「プロコーチ」の2つの軸で活動中。
趣味は「早起き」「筋トレ」「散歩」。
次に、このnoteについて説明していきます。
▼ このnoteをおすすめしたい方
まず、このnoteをおすすめしたい方はこちらです。
休職を考えている方や今まさに休職中の方、周りのご家族はこれから先どうなるか本当に不安だと思います。
わたしもはじめての経験でこの先の見通しが全く立たなかったことが不安で不安でたまらなく、さまざまなことを考えたり調べたりしました。
このnoteには、その考えたこと・調べたことの全てを書いています。
ご自身に当てはまる部分だけで構いませんので、わたしの経験を通してこの先の見通しを立ててもらえたら嬉しいです。
そして、職場や周りに休職した人がいる方には、休職者が何に悩み、苦しんでいるのか、何を考えているのかなど休職者に対する理解を深めていただける記事にできたらと思っています。
▼ 他のnoteやブログと違うところ
このnoteにはわたしの休職経験全てを詰め込みました。
これを読めば、わたしの経験を通して
休職にまつわる過去・現在・未来の全てがわかるようになっています。
少なくともわたしが休職した当時は、休職すると仕事はどうなる?出世や地位は?といった解説記事や、現在進行形の休職日記的なものが多く、休職にまつわる過去〜未来までの全てが網羅された体験談、特に後日談などはほとんど見かけませんでした。
あくまでわたしの例にはなりますが、
この辺りをできるだけ細かくお伝えします。
それから、大切な休職中のお金のことも書ける範囲で全て書いています。
▼ 書くのはあくまでわたしの物語
誤解を招かないように書いておくと、このnoteはわたし個人の体験、物語となります。わたしは医師でもなければ、専門のカウンセラーでもありません。
医学的な解説、治療やケアの方法、これをやったら症状が改善する、といった専門的な記事ではないことは先にお伝えさせていただきます。
▼ 本noteの構成
ここで、本noteの構成をご紹介します。
大きく3つの章に分けて、5年間を振り返る形式で書いています。
【 1 】 転職から2度の休職と復職までを振り返る
1章では、転職〜休職〜2度目の復職までの約2年間について、当時起きたことや思ったこと・行動したことを時系列に沿って振り返ります。
できるだけ当時の状況や心情が伝わりやすくなるよう、休職当時書き残していたメモや撮っていた写真も入れています。
休職の診断書や傷病手当金の申請に関わる書類も付けていますので、本当にリアルな内容になっています。
【 2 】 復職から現在までを振り返る
2章では、2度目の復職から現在までの約3年間に起きた印象的な出来事を中心に振り返ります。
この章でわたしがいかにして「人生を取り戻したか」がわかります。
【 3 】 自分の人生を生きるために大切な3つのこと
最後に、わたしが5年間の経験を通じて見つけた「自分の人生を生きるために最も大切なこと3つ」をまとめています。
高尚なことは書けませんが、休職したからこそ言えること、書けることを素直に自分の言葉で書きました。
ここまで長々と書きましたが、このnoteを書き終えて感じたこと。
それは、
ということです。
このnoteが1人でも多くの方にとって希望となること、
勇気を与えられるものとなることを祈っています。
では、ここから本文がはじまります。
どうぞ最後までおつき合いください。
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