「故郷へ錦を飾る」とは180度違った研修後の感想
去年の11月頭。
わたしにとってめちゃくちゃ大切で、大きなお仕事があった。
大学卒業後にぴっかぴかの新入社員として入社した、それはそれは思い出のふか~い会社にて、労働組合さんにご指名いただき研修をさせていただいた。
大きなお仕事だったものだから、所属しているコーチングスクールで信頼できるコーチをご紹介させていただいたりもしたのだけれど、
「ここはアナタにお願いしたいのです」
と背中をバシッと押していただき。
わたしも覚悟をもって、研修のコンセプト作りから資料作りから当日の段取りまで、まるまるまるっと責任をもって担当させていただいた。
わたしひとりの視点に偏った研修になってしまわないよう、事務局の方と何度もやりとりさせていただいたり、信頼するコーチ仲間に集まってもらって作成段階から模擬開講まで 相談・アドバイスをいただいたり。
あれがもうほぼ1年前の出来事になるんだなぁとおもうと、一年って本当に早い!! って思っちゃう。
研修を実施した後に、母に 実はこんなことがあったんよ と電話で伝えると、
「故郷に錦を飾るってやつやね!」
と声をかけてもらった。
間髪入れず「いやいや、全然そういう感じじゃないんよ」と答えていた。
とにかく、「晴れがましい」とか「立身出世した」なんて感覚ではなくて、きれいごとのように思われるかもしれないけれど、とにかくワードでいうと「ありがたい」「身が引き締まる」しか出てこなかった。
研修当日。
東京にある本社のほかにも、日本全国の複数拠点とオンラインで繋いで、総勢100人以上の方が参加してくださった。
開始前、各拠点の出席確認で 皆さんの声を聞いているときに、思った。
わたしが直接やりとりしていたのは事務局のほんの一握りの方々。
けれど、目に見えないところで 今日という日のために動いてくださった方が 全国にどれだけいたことか。
わたしにとっても大切な職場で働いておられる皆さんを想って、今日という日を迎えるために おもいつく限りの準備を重ねて重ねて臨んだ。
それでも。感謝で身が引き締まる。
うん何年前の退職日、フロアで最後の挨拶をさせてもらった時も。最後に溢れてくるのは感謝だけだった。
メーカーだったので、一つの製品ができるまで、できてからも お客様に届けられるまで、届いてからのアフターフォローまで。
本社で当たり前に働いていると実際には目に見えない相当な数のひとたちと実は関わっていて、相当な数の "仕事" の積み重ねの先に、わたしの仕事があった。
(ちなみに、声を大にして言いたいのだけれど、製品だけじゃなくて、製品を包む梱包資材を専門に設計するひとたちだっているのだ。ダンボールの世界はめちゃくちゃプロフェッショナルで、めちゃくちゃ深い。輸送中に製品をしっかり守るため、何度も何度も落下試験を繰り返す。そうやって、やっとこさひとつの梱包資材ができあがる)
ありがたい、しかない。
そんでもって、「ありがたい」で終わってしまわないよう、いただいたご恩を120%お返しできるように、わたしも最善を尽くす。
研修後も、そんな緊張感と責任感に包まれていた。
「成功したでぇ!やってやったぜ!いぇい!」なんて手放しに言える日は来ないんだろうねと思っている。笑 それに、それでいい気がしている。
わたしにとっては、視点がぱぁーっと広がって、お互いが繋がっていることに感謝できる状態が "成功してる" 状態だと思うから。
そう感じられる瞬間をもっと増やしたいし、そのためにこれからも学び続けていく。そういうことなんだろうな、と。
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◆子育ての時間って『今しか』ない時間じゃないかもしれない。
それでも、『今』のあなたも、『今』の子どもも
今よりも もっともっと 大切にしたい あなたに🎁
◆もっともっと自分の可能性を信じてみたいあなたに。
"あなた自身" に しっかり寄り添う7時間です。