誰も悪くない−それぞれの背景−
人は皆、人間関係に生じた問題において、まず「犯人探し」をしてしまいがちですね。
誰が悪いのか?
あいつのせい!
こいつがこうだから、ああだから。エトセトラエトセトラ。
今日はあなたの周りの膠着したものや滞った関係性を、良きものに進展させる1つのヒントとして綴ります。
何かあなたの小さなヒントになれば嬉しく思います。
こんにちは。日本型トップリーダーコーチング®︎MBAコーチの上西英理子です。
#私の仕事
https://bizcollege.tokyo
私は今、「組織の中で生じている人間関係」を観て、コーチングや助言をする仕事で数組織に関わっています。大企業やベンチャー企業や総合病院です。
これまで13年間沢山の組織に関わらせて頂いていますが、現在関わっている組織の、今日の時点で思うこととして書きます。
よって、全ての人間関係に当てはまることではありませんが、エッセンスは大切なことと思いますので、お読み頂ければ幸いです。
その数組織で私なりに誠心誠意の力を尽くしており、
各人各様の話を聴いて、何が最善の道なのかを客観的に観察して推測り仲介もしています。
そこで思うことは3つです。
1つは、「直接当事者同士が”穏やかに“話す必要性がある」ということ。
間に入っている私ではなく。
人間関係において、当事者同士というものは、どこか逃げもあり、向き合うことから避けている傾向が見受けられます。
「忙しい」「あの人と話してもどうせ無理」・・・etc
結局のところ、結果がどう転ぶにしても、人間関係は自分に向き合い、相手に向き合う以外に道はなく、
その手間を惜しんではならないということです。
2つは、「それぞれの立場や責任範囲や思いが違うために生じている事象。お互いを尊重する気持ちを抱かなければ平行線」ということ。
それには「まず自分から」という気持ちが無ければ、状況はなかなか進展しません。相手がどうあれ、まず自分から、犯人探しを脇に置いて相手の背景を尊重する視線を向けてみる。
今、どんな状況や思いがあって、相手はこう言っているのだろうかと思いを馳せてみる。
あなたがその人だったら、今、どんな気持ちを抱いているのだろうかと推測ってみる。
もちろん、相手の立場に立つということは、言葉で言うほど簡単ではありませんが、相手の言い分を受け容れられなくても、一旦受け止める姿勢は何かを変えていきます。
3つは、「それぞれに守ろうとしている人や物があり、それは愛情や責任感や様々な感情から生まれている。誰も悪くないという視点で事象を見てみる」ということ。
きれいごとに読めるかと思いますが、一旦犯人探しを脇に置いて、「誰も悪くない」という優しさも含めての視点で物を見るか否か。
平常時とは違うコロナ禍という要素も加えて。
問題は表面に出ている事象であって、「お互い未熟な人間同士」です。
自分だけが正しいわけではなく、
相手には相手の、目に見えない背景から生じる様々な感情が言わせていることも多いものです。
「誰も悪くない」という視点。
「それぞれの背景」という視点。
ぜひ一度考えてみてくださいね。
絡まる中にも、必ず光は在る。責めていても光は遠くなるだけ。
何かあなたのお役に立てるエッセンスがひとつでもあれば嬉しく思います。
では、青空のもと、今日もよき日に!
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