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教師としての信念をもつ

こんばんは。“学びで人生を楽しく”と掲げて日々勉強を続けている小学校教員です。このnoteでは、学校現場のことや日常生活のことまで、いま考えていることを綴っています。

さて、今日は「教師としての信念をもつ」というテーマで書きたいと思います。学び場を共に企画している同僚との話で、仕事観が話題にあがりました。

世間的には、教員の仕事に対する魅力は年々感じられなくなっているような気がします。倍率も下がっているとよく耳にします。

また、新規採用教員のうち、1年以内に離職した教員の割合は4.9%に上ったと東京都の教育委員会が発表しています。(出所:読売新聞オンライン)

教員になりたいと思わない、もしくは教員になってもすぐに辞めてしまうといったケースが増えています。

原因はさまざまあるため、一概にこれとは言えません。ただ強く感じるのは、「仕事観」が曖昧な人が多いということです。

仕事に対する「自らの信念」を決めておくことは、極めて大切です。これがないまま学校現場に身を置くと、子ども、保護者、管理職、先輩、ありとあるゆる人に振り回されます。

そういう人をこれまで何人も見てきたからこそ、教員になる前、もしくは若手教員のうちに、仕事に対する「自らの信念」を明確にしておくことをおすすめします。

なんとなく考えるのではなく、言語化していつでも見られるようにしておくのです。立ち返るためには、言語化が欠かせません。

私は教員になる数ヶ月前に、これまで読んできた文献や書籍、教育実習で目にしたこと感じたこと、指導教官に教わったことなどを基にして、「自らの信念」をノートにまとめていました。

新採3年間は、そのノートを何度も見返しましたし、働いていく中で何度も修正・更新しました。そのノートが、めまぐるしい学校現場で私を支えてくれました。

いま現在、私の信念は、冒頭でも書いた“学びで人生を楽しく”です。

学べば何でもできるようになるかというと、そんなことありません。大人になった今でもできないことはたくさんあります。

学べば成長します。伸びていきます。これは間違いありません。そして成長こそ生きる喜びです。人生はどんどん楽しくなっていきます。

学びを「できる・できない」という視点でのみ捉えていると本質を見失います。

学びの本質は、「見える景色が変わる」ことです。学べば学ぶほど、世の中を、他者を、物事を、豊かな視点で見ることができるようになります。これが「成長する」ということ。

「学ぶ」→「成長する」→「楽しい」→「もっと学ぶ」というプラスのサイクルが回れば、人生を主体的に楽しむことができます。

だから、私は“学びで人生を楽しく”という信念をもって学校現場に立っています。振り回されることなく、常にこの信念で対峙します。

最後にお知らせです。

いま現在、教員や教員志望の方を対象にした学び場『ATTiTUDE』の企画を練っているころです。教師としての“信念”を考えたり、対話を通して考え直したりする機会にもなればいいなと思っています。

オンライン、オフライン問わず開催していく予定ですので、ご興味ある方はぜひ一緒に学びましょう。詳細が決まり次第、ご報告します。


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