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私の優秀な部下に共通する一枚の紙だけで「説得の3原則」を行い、あのジャパネットのロジックになっている仕組みと流れを考察する
「説得の三原則」をご存じだろうか?スピーチやプレゼンだけでなく、様々な情報発信、メールマガジンを使ったセールス、営業、社内でのコミュニケーション、上司への企画提案など、さまざまな場面で使える説得術です。
仕組みは簡単なんだけど、自分の文章を理解してもらうのに、私は7回ほど読んで修正して、なるべくわかりやすくしてきたつもりなので、1回読んで簡単にすうっと入ると思います。(わからない時は繰り返し読むことは実践してくださいね)
人を説得し、行動変容を促すには、ロゴス(理解)、パトス(共感)、エトス(信頼感)がバランス良く踏襲されていることが欠かせない。政治家や企業などは、情報を発信する際に正確さを最優先するあまり、ロゴス(理解)に終始して安心してしまいがち。反対に、芸能人などの謝罪会見は、土下座したり泣いたりするなどパトス(共感)に陥りがちになります。しかし、ロゴス(理解)だけでもパトス(共感)だけでも、人を説得することが出来ない。
ロゴス(理解)は、「説得の三原則」の中では一番弱い要素。単に「1+1=2」という正論を淡々と語る事だけ。うまい表現、熱のこもった話し方、比喩表現といったパトス(共感)や、自己犠牲の精神、責任感、決意といったエトス(信頼感)を使ったほうがメッセージは強く伝わる。
【日々のささいな言動と対応の積み重ねこそがエトス(信頼感)であり、エトス(信頼感)があってこそロゴス(理解)、パトス(共感)の効果が高まり、大きな力となって人々を動かせるのです。】
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