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翻訳できない世界のことば

題名、イラストの可愛さに一目惚れ。

いろんな国の一言で翻訳できない言葉たち。

日本語も載っていた。

「木漏れ日」

「わびさび」「積ん読」「ボケっと」
日本らしい言葉だな。

スウェーデン語の「モーンガータ」(水面にうつった道のように見える月明かり)

フィンランド語の「ポロンクセマ」(トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離)

ウルドゥー語の「ナーズ」(だれかに無条件に愛されることによって生まれてくる、自信と心の安定)

一応翻訳、というか解説してあるけど、微妙なニュアンスはその言語文化に入り込まないとわからないのでしょうね。

同じ日本語でもそう、
方言によって微妙にニュアンスがちがってくる。

広島では、木のささくれが指にささったとき、「すいばりがたった」と言う。
県外に出て初めて「すいばり」が方言であることを知った。

「『すいばり』じゃなかったらなんて言うの???」

って聞いたら

「とげ」

とかえってくる。

いや、確かにとげかもしれんけど、とげとはちょっとちがうんだよね…と思う。

「はぶてる」が方言だと知ったときも同じことを思った。ふてくされるとも、すねるとも、やっぱりちょっとニュアンスが違うのだ。

この本に出てくる言葉もきっと本当の意味での理解はできていないのでしょうね。

言葉は文化だ。

いろんな国の文化や考え方が垣間見える素敵な一冊でした。
もっといろんな言葉や文化に触れたいな。

#本 #読んだ


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