お弁当作りが、しんどくなった日|先生ありがとう
春休みになり、幼稚園の給食がなくて毎日お弁当の日々で、へろへろになっていたら、ある預かり保育担当の先生が声をかけてくれました。「大変なときは、コンビニのおにぎりを持ってきても、いいですよ」。
その優しさと気持ちのあたたかさに、泣きそうになりました。私の考えすぎかもしれませんが、働きながら子が幼稚園に通っていると、「できていない自分」に目が行きすぎて、自己肯定感がだだ下がりになる瞬間がたまに訪れるんです。
我が家は夫がお弁当を作る日もあり、合作の日もあり、基本冷凍食品も使いまくりで、それでも連日続くお弁当箱を洗うまでの工程がしんどいときもあります。最近は、導入したばかりのスープジャーに、お味噌汁を持たせています。(なぜか、とても喜ぶ)
思い出したのは、この絵本。「3人のママと3つのおべんとう」(ブロンズ新社、クク・チスン作、斎藤真理子訳)
こちらの記事を読み、どうしても読みたくなり、購入しました。
韓国生まれの本作は、仕事に家事に奮闘する母親たちを描いている。建設会社の次長、絵描き、家事育児に専念する3人が登場。幼稚園の遠足日、子どもに弁当を作る彼女たちは朝からばたばた大忙し。春の花びらが舞う柔らかい色彩が日々を駆け抜ける母親たちをほっとさせる。=引用
建設会社の次長、絵描き、家事育児に専念する3人の母親の日常と、お弁当作りが紹介されていて。「毎日たくさんのことをしているのに、なんにもしていないような気になる」「大事なことをカレンダーに書いても忘れてしまう」………「全部私だね」と、娘に思わず言ってしまいました。
どの母親の生き方も、お弁当作りも、並列に、肯定的に描かれています。優しく、心地よい世界観にとても共感しました。ママのための絵本ですね。
私も、記事を通じてこんな発信をしたい、と思い続けてきました。
今日は、これから息子を迎えに行きます。急いで行くと、園庭でどろだらけになって遊んでいる彼の姿が目に飛び込んできます。ホッとして、うれしくなります。
(以前書いた記事です)