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「言葉にできる」は武器になる〜感想〜(#43)

だいぶ遅くなりましたが、
『「言葉にできる」は武器になる』
を読み終わり、自分の中でまとまったので読後記録として残しておきます。

※前回の記事はこちら↓

印象に残った箇所

今回は印象に残った箇所をピックアップします。
本文からの引用のような、意訳のような中途半端な形になってしまっています。
実際に書かれている内容は是非読んでみてください。

○考える方法

①頭にあることを書き出す

②考えを深堀りする(横と下に考える)

本当に? ←書き出したもの→ それで?
 (≒内なる言葉)

なぜ


③グルーピング・定義(名付け)する
(事実/感情/時間/願望)

④不足を埋める →→→ ここまででMECEになる

⑤数日寝かす

⑥真逆を考える
(セレンディピティ(偶然性による予想外の物に出会える可能性))

⑦第三者視点で考える
(常識/前列/専門性/苦手意識)

○日本語で考える

例)ゲームする(英語+動詞)→遊ぶ
→日本語で言語化することで、言葉の衰えを防ぐ

○相対する言葉で考えてみる

例)生徒って先生だ
→新しい文脈が生まれる可能性ある

○文章を魅力的にするために

話を単純化しないこと

言葉を区別して意味を明確にする
→言葉の一つひとつの解像度をあげる

学んだこと

自分の頭をどのように整理したらいいのか、理解が深まりました。
「MECE」は会社の研修などでもよく出てくる言葉ですし、
「なぜなぜ分析」も以前他の本で知っていましたので、考えを深堀りすることもイメージしやすかったです。

この本を読んで、

色んな考え方がまとまっていて、忘れていたことも再確認できたし、新たな学びも得られた。

というのが率直な感想です。

特に気に入ったのは
○文章を魅力的にするために
で書いた箇所。

振り返ってみると、わたしは仕事をしている時、出来る限り相手に理解してもらうために説明するとき用に抽象化してしまいがちです。
具体例をずらずら並べると全体を俯瞰で見れなくなるため、なるべく抽象化して全体像のイメージがわかりやすいように意識してました。

自分の頭の使い方も
「具体→抽象」は得意
だけど
「抽象→具体」は苦手
であることは自覚してました。
その癖もあってか、物事を抽象化して考えがちだったのかもしれません。

改めて「心に残る言葉」について考える

読み終わって改めて
〈どんな言葉が自分含めて人の心に残るのか〉
を考えてみました。

その1つの結論として、
〈その人のパーソナリティーが感じられるもの〉
がではないかという考えに至りました。

印象に残った箇所は主に
「頭の中の言葉を整理する」
「相手に伝わるような文章に落とし込む」
ために必要なものでした。

それと矛盾しているように見えますが、矛盾ではないと思ってます。

例えば、
・書き手の主観で書かれている
 →書き手がどんな人か読み手で勝手にイメージしやすい
・きれいに整理もされていない
 →時系列がバラバラで話が飛んだりする
ような文章があったとします。
このような文章を読んだときに心に残らないかと考えるとそんなこともない。
むしろ、noteやブログなど個人が情報発信する場合はこのような文章が多くあるでしょう。

それでも、「読んだ文章が心に残る」ことがあるわけです。

○文章を魅力的にするために
で取り上げた、
話を単純化しないこと
これが一番心に残りやすいのでは考えたのです。

この本から学んだことは
・内容を整理してから文章にしましょう
・漏れがないようにしましょう(=MECE)
・言葉のバリエーションを増やしましょう
などがありますが、これらのことは主に「ビジネスに向いている」と感じました。

対して、わたしのようなnoteなどで好き勝手文章を書かせてもらっている分際で、理路整然と整理された文章が果たして求められてるのか?

そこにで至った1つの結論が、
〈その人のパーソナリティーが感じられるもの〉
になりました。

この本から学んだことが自然とできるようになって、そこにさらに書き手の感情やパーソナリティーが乗っかれば、より魅力的な文章になるのでは、と思いました。

最後に

最近読んだ本の中で、感情が文章から溢れ出ていたものが1つあります。

それは「悔しみノート」です。


この本は「ジェーン・スー生活は踊る」から生まれた本です。
これこそまさに
「その人のパーソナリティーが前面に押し出されたもの」
だと思います。
読んで頂いた方は分かるかもしれませんが、自分自身や作品に対する感情が熱量そのままにパッケージングされてます。

今回本から学んだことから正反対と言っても過言ではないかもしれません。

正直、「悔しみノート」を読んだ感想はなんとも言えない感情でした。

この本がわたしの中で消化しきれないのは、自分の感情を感じることも表現することもわたし自身が不得意だから。
それでもなんだか心に残っている本なんです。

「悔しみノート」の特徴は「悔しい!」という感情が本全体に文字としてぶちまけられてること。
と同時にここまではっきりと「悔しい」と言えるということは、著者の頭の中では「できること」「できないこと」が整理されているということ。
その状態まで達しないと「悔しい」という感情が心から出てこないと思います。


1つの本を読んだ結果、話が色んなとこへ飛んでしまいました。
また読みにくい文章だ… 


以上です。



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