「縦の糸がダイジ」勉強会雑感
昨日の澤上会長との女性起業家勉強会では、しーさんこと竹林さん(元オムロンヘルスケア社長)や銀座で蜂蜜を作る銀座ミツバチプロジェクトの田中さんそして茨城で品質の良い牛乳を作ることを目指している酪農家の上野さんなど、さまざまな方のお話を聞くことができ、盛りだくさんな会となりました。
しーちゃんねる(しーさんのYouTube)
https://www.youtube.com/@seasun-bamboo/featured
さらには前回ご一緒した宝塚すみれ発電所の井上保子さんが、ご自分で仕留めてさばいたジビエ、イノシシやシカのハムやベーコンを持ってきてくださり、試食することもできました。
うりぼうの剥製も持参してくださり、みんなで記念撮影も楽しみました!
昨日は、みなさんのお話から、今日本の社会で起きているさまざまな矛盾、さらに現状と制度の狭間で生まれているひずみなどをディスカッションし合いながら私たちには何ができるのだろう?と考えながら、考えているのではなく一歩先に動き出してしまおうと言うのがこの会の趣旨。
過去には私も子育てをしながら働ける場所がないなら作ろうと、熱意をもって共同創業に至ったこともあったけれど、、、
今の私にできることは何だろう?
そんな思いをまたまた感じた時間だった。
さらに、、、
竹林さんのお話の中でオムロンの創業者立石さんが描かれたSINIC理論。
以前にもどこかで聞いたことがあったけれど、50年以上前に書かれたこの本でなされた未来予想が、まさにその通り時代は移り変わっている。
さらに2025年からは、自律社会がやってくる。
このことは、しばらく前から界隈で耳にするようになったことで、だからこそ、ただ単に売上や利益を求めるだけの会社ではなく、理念にそって、何を社会に還元していけるのかを考えるような組織が生き残っていくのだと思うようになってきたわけで・・・
さすがに大学での授業もされているし、大企業の経営者でもあられたということで人を引き込むお話のされ方には、関西特有のボケと突っ込みもあり、本当に涙が出るほど笑いながら、でも大切なことをたくさん教わった。
例えば、1000年続く今宮神社の参道にあるあぶりもち屋さんのお話し。
ここ、15年くらい前に、キャリア・マムの在宅スタッフだった京都在住の方が、ぜひお連れしたいとわざわざ連れて行ってくれたところ。
以前から、時々思い出しては、場所が思い出せずにいたのだけど(車で連れて行ってもらったので・・・)今になってつながった!
次回京都に行ったら、訪れるべきは、今宮神社と高山寺。←備忘!
「やり方」ではなく、「あり方」がきちんと受け継がれているのだなぁ。。。と感じる逸話。(詳細は頭の中に!!)
そして、西陣織のお話しでは、目先の売り上げではなく、縦糸がしっかりしていて、そこに横糸(新しいこと)をいれていくことが大事、というお話は、つまるところやっぱり「軸が大事」ということなんだと肚落ち。
置き換えれば経営理念だったりビジョンだったりミッションだったりすることなのだと思うけれども、掲げられたビジョンが形骸化している会社も少なくないと思う。
組織づくりと銘打って、管理職にコーチングスキルを付けたり、1on1をとり入れたとしても、実際のメンバーに「やらされている感」があるようだとうまく浸透していかないわけで。
共に同じゴールを目指して進んでいくためには、やはりビジョンの共有が必要なわけで、そのために縦糸をしっかりと紡いでいくことが経営者としての一番大切なことなのではないかと、改めて感じた時間だった。
とはいえ、いくら経営者でも迷いは生まれるものだし、判断をするのは怖いこともあると思う。
だからこそ、伴走者であるコーチがいることで、自信を持って進んでいくことができるのだろう。
上からでも下からでもなく、いつもそばにいて同じ景色、同じゴールを違う角度から見ているのが、エグゼクティブコーチの役割ではないかなと改めて感じる今日この頃なのでした。