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慶應義塾大学公認学生団体S.A.L.CM Projectの公式アカウントです! 国際問題や社会問題を哲学などの学問を学びながら"深く"捉え、ドキュメンタリーなどを通して発信する活動をしています!

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  • 竹田青嗣『哲学とは何か』を読む

    本マガジンでは、本書をまとめ、哲学とはどのようなものなのかを簡明に記すことを目的としています。 哲学書には難解なものも多い中、平易で明瞭に書かれている本書を多くの人に伝えたいという思いで発信しております。

最近の記事

竹田青嗣『哲学とは何か』を読む【第二章】

2.近代哲学の苦闘と「認識の謎」の解明2.1.近代哲学の苦闘 先ほど、哲学の普遍認識の重要性の無理解は、哲学者らが成し遂げた仕事の無理解による、という趣旨のことを述べた。 ここでは、近代の哲学者、特にホッブズとルソーの仕事を見ていくことにしよう。 まず、ホッブズの仕事から。 よく知られている「万人の万人に対する闘争」という原理だ。この原理は、ホッブズの『リヴァイアサン』という明瞭な議論が提出されている書でなされている。 要点はこうだ。ホッブズによれば、人間は他の動物より

    • 竹田青嗣『哲学とは何か』を読む【第一章】

      0.はじめに 竹田によれば、現代哲学は、主にポストモダン思想や相対主義者らによって、哲学の「本義」が見失われ、哲学の目指すべき「原理を探求する」という部分が全くもって相対化されてしまっている。 これは、20世紀中葉から後半にかけて、マルクス主義が味わった一連の挫折を機に止まることを知らない。マルクス主義がもたらした共産主義の挫折は、いわば「これこそが正しい認識だ」という主張に思想的抵抗をもたらすきっかけになったと言っていい。 なぜなら、このような「これこそが正しい認識だ」と

    竹田青嗣『哲学とは何か』を読む【第二章】

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    • 竹田青嗣『哲学とは何か』を読む
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