『迷惑な終活』内館 牧子
巷に溢れる終活小説とは一味も二味も違い奇想天外で面白かった。
終活という言葉からイメージする悲愴感はゼロ。
数頁に一度、声を出して笑った。
新潟と横浜を舞台に繰り広げられる、それぞれの終活がとにかく楽しい。
75歳の主人公・英太が終活と称し、意気揚々と高校時代の純愛の相手と再会したくだりは最高に面白い。
60年の時を経て可憐な白い花の様だった彼女はいずこへ。
人生の荒波をくぐり抜け素材は旨味へと変化するとは言い得て妙。
英太の妻・礼子の自分軸を優先した決断には共感しかない。
私も自分軸を意識した終活をしたいと心に誓った。
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拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)