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『難問の多い料理店』結城 真一郎



六話収録の連作短編集。

多種多様な料理を扱うレストランのオーナーシェフと、ビーバーイーツの配達員が六つの謎を紐解いて行く。

各話のタイトルからユーモアミステリを想像していたが、読み進めて行くと不穏さが増しブラックな結末に震える。

シェフとは名ばかりのオーナーの掴みどころのなさが恐ろしい。
配達員に情報を運ばせ、安楽椅子探偵のシェフが華麗に真実を見極める手腕は鮮やか。

このゴーストレストランに足を踏み入れたら最後。
万が一にも内容を口外すれば地獄が待っている。

もし身近に姿を消した配達員がいたら、そういう事かも知れない。





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sayuri
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)

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