『天国からの宅配便 時を越える約束』柊 サナカ
「パンドラのひみつ箱」
「食堂ミツコ最後の日」
「いつかのファンレター」
「孔雀石の母子像」の4話とエピローグで構成された連作短編集で『天国からの宅配便』シリーズ第3弾。
今回は涙するほどではなかったけれど、どの物語も心に優しく沁みこんで来た。
容姿端麗、文武両道、完璧とも思えた姉が結婚式場から映画『卒業』のワンシーンのように逃亡し行方不明になった。
姉が唯一残したパンドラの箱の中身は一体?
一話から釘付け。
二話目で描かれる食堂のミツコおばあさんの話もいい。
心がポッと温まる。
死者から生者へ、小包が繋いだ想いに胸が一杯。
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