『つがいをいきる』松井 久子
『疼くひと』『最後のひと』で高齢男女の恋愛を描いた松井久子さんの自伝的エッセイ。
義娘の後押しもあって入籍を果たした89歳と76歳の二人。
堂々と手を繋いで歩く二人の様子は微笑ましい。
だがそれも束の間、一気に不穏な空気が立ち込める。
再婚を応援していた義娘との不仲。
4階建ての二世帯住宅で共に暮らしていた義娘夫婦はこの家を後にする。
義娘さんがXで暴露している内容を読む限り穏やかな生活だったとは思えない。
真相は定かではないが、結婚生活や円満な家族を維持する事の大変さを思う。
真実の愛を貫くのも一筋縄ではいかない様だ。
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拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)