『架空犯』東野 圭吾
450ページ超えの長編だが、リーダビリティの高さで一気読み。
都議会議員と元女優夫婦、順風満帆とも思えた二人が火災により遺体で発見された。
一体何が起きたのか?
五代刑事と共に真実を追い続けた。
読者にあえて怪しい人物を印象づけてからの二転三転は見事としか言えない。
随所に張り巡らされた伏線が、物語の後半で綺麗に回収されていくさまに快感さえ覚える。
前半は警察小説の趣だが、中盤以降は青春小説のようでもあり、より深い人間ドラマを感じる事が出来た。
愛憎渦巻く中でも、身を挺して大切な人を守ろうとする人の存在に胸が熱くなる。
いいなと思ったら応援しよう!
拙い記事を読んでくださってありがとうございます💗