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『「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました』保坂 祐希
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過激なタイトルだが内容は至って大真面目。
どこにでもいそうな母と息子の関係を描いた家族小説。
両親が遺した鎌倉の家で一人暮らしをしている75歳の晴恵の元に「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残し家を出て以来、ほとんど音信不通だった息子・達彦が55歳で舞い戻って来た。
それも離婚を宣言して。
こんな暴言を吐く息子、とんでもない奴だと思っていたら学業優秀、研究に全てを捧げ、良き妻と娘にも恵まれ、お洒落なマンション住まい。
では何故?
子どもがいくつになろうが母親の心配は尽きない。
互いの事情を知り歩み寄る姿にラストはほろり。
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