『マガツキ』神永 学
「それ」「友だち」「欲しい」「羽化」「誘う」「嫉妬」「真相」
7話の短編とエピローグで構成されたホラーミステリ。
SF要素も盛り込まれているが難解さはなく、久々ホラーの面白さを感じる作品だった。
連作短編の形ではあるものの、1話完結の短編としても楽しめる。
特に四話目の「羽化」はインパクト十分。
美麗という名前を持ちながら、自分の醜い容姿に悩む女子生徒が無料モニターキャンペーンに応募した事で起きた悲劇。
嗚呼恐ろしい。
続く第五話「誘う」も衝撃的。
まさに天国から地獄とはこの事か。
AIロボットを駆使した完全犯罪に戦慄。
この記事が参加している募集
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)