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『神に愛されていた』木爾 チレン
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『みんな蛍を殺したかった』
『私はだんだん氷になった』に続き、木爾チレンさんの作品を読むのはこれが三冊目。
作者があとがきで「私はこの小説がとても好きだ」と書かれているだけあって、満足出来る面白さだった。
美しく才能のある二人の女性作家を中心に物語は展開していく。
互いの才能を認めあいながらも生まれる嫉妬や憎悪の感情、それはいつしか殺意へと変貌する。
だがそれが全て一方的な思い込みによるものだとしたら…。
終盤にはそれまで見ていた景色は一変。
「神」とは誰を指していたのか。
タイトルの意味を知った瞬間、切なさに包まれる。
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