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『そして誰もいなくなるのか』小松 立人



第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作品。
デビュー作にしてリーダビリティ抜群。

主人公はミステリ作家デビューを夢見る小松立人。
知人四人で共謀し、家庭教師先のタンス預金二千万円を盗む事に成功する。

10年後、盗んだ金を掘り起こす為に現地へ向かった彼等だったが、途中で崖崩れに遭遇し命を落としてしまう。

ここからは、奇想天外で予測不能な展開に反転する。

死神が告げた一週間の猶予期間。
現世に戻った彼等を待ち受ける更なる悲劇。
死へのカウントダウンが始まる中、疑心暗鬼に陥る仲間達。

欲と欲がぶつかり合うスリリングな終盤は読み応え十分。





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sayuri
拙い記事を読んでくださってありがとうございます💗

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