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『世界のすべて』畑野 智美



生きづらさを抱えた人達に寄り添った作品だった。

多様性の時代と言われ、それまで大まかに捉えられていたセクシャリティに名前が付くようになった。

LGBTQ、アロマンティック、アセクシュアル、デミロマンティック、ポリアモリーなど、知識はあっても、本作を読むと自分の無理解に気付かされる。

周囲からの偏見や、性別による無意識の思い込みに日々、心を削られ、葛藤しながら生きる彼らへ切なさが募った。

マイノリティゆえの不安や孤独はどれ程のものだろう。

一人として同じ人間なんていない。

願いはただ一つ。
誰もが自分らしく生きられれば。





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sayuri
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)

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