TOEIC S&Wはどんな試験?問題構成と攻略法・おすすめスピーキング対策ツール
前回お届けした「TOEIC S&Wテストは大学受験や就活・転職に有利になるの?スコア目安を解説を公開」に続き、今回は、いよいよその効果的な対策をお届けしていきますよ!
今回もTOEIC950・英検1級の筆者(MiMi)がお届けします。
前回の記事を読んでいない方はこちら
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前回お話したように、TOEIC S&Wテストは、スピーキングとライティングの試験です。
ここでは、特に独学での対策が難しい「スピーキング」に的を絞って解説していきたいと思います。
スピーキング試験の内容と対策を3回に分けて解説していきます。
独学でできるスピーキング練習法もご紹介していきますので
「TOEIC S&Wテストは受験しないけど、スピーキング力を上げたい!」
そんな方も、ぜひ読んでみてくださいね。
TOEIC Speakingテストの問題構成
まずは、TOEIC Speakingテストの概要から見ていきましょう。
問題は、全11題。概要はこちら。
写真描写や解決策を提案する問題は、TOEIC L&Rテストのリスニング試験でも出題されています。
TOEIC独特の問題形式と言えますね。
さあ、全体像が見えたところで、今日は1回目(問題3まで)を解説していきたいと思います。
ではさっそく、音読問題から見ていきましょう!
音読問題(問題1,2)攻略法
まずは音読問題から。
音読問題で気をつけるべきポイントは、3つ。
音読では、常に、正しい発音とネイティブライクなイントネーションを目指しましょう。
これは、どのスピーキングテストでも同じですね。
ただし、TOEIC Speakingテストでは、アナウンサーや館内放送など、何らかのシチュエーションが設定されています。
音読内容から役を推測し、成りきって音読してみましょう!
では、上記ポイントを踏まえ、以下の英文を読んでみましょう。
準備時間、解答時間は、ともに45秒です。※本番同様
さあ、いかがでしたか?
発音を間違えやすいのは、たとえば、”breathe”という英単語。
「ブレス」と発音する方が多いです。
「ブレス」と読むと、”breath(呼吸)”という名詞になります。
ここでは、”breathe” で動詞(呼吸する)です。
読み方は、「ブリーズ」。
たった一文字違いですが、全然違うので要注意ですよ!
もう一つ間違えやすいのが、母音の前の “the” 。
母音の前では、「ザ」ではなく「ジ」と読む。
このルールも、意外と見逃してしまいがち。
ここでは”the Inn” が、それに該当します。
このような細部にも気を配るのが、高得点の鍵ですよ!
最後に気をつけたいのが、区切る箇所。
音読中の息つぎは、区切るべき箇所でしましょう!
ということです。
区切る目安となるのは、以下の通りです。
この点を踏まえて、先ほどの英文を区切るとこんな感じです。
さあ、あなたの音読の区切り方と比べていかがですか?
では、High-Level Answer(採点スケール3)を聞いてみましょう!
あなたの音読と比較して、正誤を確認してみましょう!
写真描写問題の攻略法
続いては、写真描写問題です。
TOEICのリスニングPart 1でお馴染みですよね。
そこでは、写真を正しく描写した英文を選びますね。
一方、スピーキング試験では、自分で正しく英語で描写するってわけです。
その際に押さえるべきポイントは、3つ。
30秒で、とにかく可能な限りたくさん描写しましょう!
特に描写すべき点は
要するに、写真に映っているものなら何でもOKということです。
目につく物から、どんどん描写していきましょう。
さらに、その写真から想像できることも述べます。
あくまでも想像や予想通りなので、正解も不正解もありません。思うことを話せばオッケーです!
では、以上のポイントを踏まえて、さっそく一問解いてみてください。
準備時間は、45秒です。
では、”Begin speaking now.” (30秒間)
さあ、回答できましたか?
模範解答はこちら。
聞き取れましたか?
想像含め、描写されている内容は、
このように、写真から読み取れること、予想や考えひたすら話すのみ!
30秒をフル活用しましょう。
ちなみに、写真を9分割(3×3)して描写するという手法もあります。
写真描写の際は、こんなフレーズを使うと話しやすいですよ。
使えそうなのは覚えて、使ってみてくださいね。
以上、問題1〜3のポイントでした。
ポイントが理解できたら、いよいよ実践練習を積むのみ!
とはいえ、スピーキング対策って、独学ではなかなかできないですよね。
そこで今日は、独学でスピーキング練習できる方法をお教えしたいと思います。
さらに、試験のポイントを無料で詳しく教えてくれるサイトや楽しく学べるサイトもご紹介しますね。
独学でスピーキング力を磨きたいあなた。
スピーキング試験のポイントをもっと知りたいあなた。
要チェックですよ!
おすすめのスピーキング対策ツール
ではさっそく、音読や写真描写問題対策ツールをご紹介していきます。
独学で試験対策している方には、特にオススメですよ!
①添削付き英会話練習アプリ「SpeakNow」
こちらのアプリは、自分の英語を録音して送信すると、24時間以内に北米ネイティブスピーカーの先生が、発音とイントネーション、アクセントなどのポイントを細かくフィードバックしてくれます。
まずおすすめなのが、「音読」という練習モード。
画面に表示された文章を録音するモードです。
まさに、問題1、2の対策にぴったりですよ!
実際のネイティブの先生のフィードバックが、こちら。
丁寧にフィードバックしてくれていますね。
リスニングの練習にもなるので、一石二鳥ですよ!
初級~上級まで対応した文章が用意されていますよ。
そして、写真描写問題対策におすすめなのが、「フリーレコードモード」。
これはその名通り、自由に録音した英語を北米ネイティブスピーカーが、文法ミスや発音のコツ、自然な言い回しまでも教えてくれます。
本当に何でも録音して良いので、例えばこのような英語の疑問についても北米のネイティブの先生が答えてくれます。
このフリーレコードを利用して、写真描写を録音して、あなたの英語が正しく伝わるか確認してみましょう!
ネイティブの先生からフィードバックを無料で体験できるので、ぜひやってみください。
②ミホ先生のスピーキングテスト攻略〜音読編
音読問題は、ただ読むだけでは、高得点は狙えません!
さきほどお話したように、押さえるべきポイントがあるんです。
このミホ先生のYouTubeでは、
などなど、細かく解説してくれています。
丁寧でわかりやすいので、初めて受験する方や英語初心者にもおすすめです!
③ Kevin’s English Room(ケビンの英会話教室)
掛山ケビ志郎さんの3人で運営する英会話レッスンサイトです。
フォロワー数は、100万人以上の大人気チャンネル。
人気の秘密は、コメディ要素を交えた英会話。
色んなコンテンツを使って、実用的な英語やアメリカ文化を学ぶことができるんです。
そんな掛山ケビ志郎さんが、TOEIC SWテストの写真描写問題に挑戦。
コントのような掛け合いをしながらも、ネイティブライクな表現を学ぶことができますよ。
第二弾もあるようなので、楽しみながらの勉強にもおすすめです!
以上、TOEIC スピーキングテストの問題攻略法第1弾でした。
次回は第2弾の「応答問題」を解説していきます!
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ではまた次回の記事でお会いしましょう。