TOEIC Speaking 写真描写問題の攻略法
英語スピーキングの重要性が高まる昨今。
TOEIC S&W(Speaking & Writing)テストが合否や採用の判定に導入される傾向が高まっています。
今回は、日本人が苦手としがちなSpeaking問題の中でも、意外と難しい写真描写問題。
その攻略法を、TOEIC950・英検1級の筆者(MiMi)がお届けしていきます。
写真描写問題と言えば、TOEIC L&RテストのリスニングのPart 1でお馴染みですよね。
自分で写真描写できるようになれば、当然、リスニングがしやすくなります。
したがって、TOEICリスニングのPart 1対策にもなるんですよ。
その他にも、この記事はこんな方にオススメ!
「受験はしないけど、スピーキング力を上げたい!」
そんな方も、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
写真描写問題の概要とポイント
写真描写パターン①
写真描写パターン②
問題演習・解説
写真描写問題の概要とポイント
TOEICのリスニングPart 1でお馴染みの写真描写問題です。
リスニング試験では、写真を正しく描写した英文を選びますね。
一方、スピーキング試験では、自分で正しく英語で描写するってわけです。
その際に押さえるべきポイントは、3つ。
30秒で、とにかく可能な限りたくさん描写しましょう!
特に描写すべき点は
要するに、写真に映っているものなら何でもOKということです。
とはいえ、闇雲に描写しろと言われても、難しいですよね。
その際、4W(who, what, when, where)を意識すると、描写しやすくなりますよ。
さらに、写真から想像できることも述べていきます。
あくまでも想像や予想なので、正解も不正解もありません。
あなたが感じることを話せばオッケーです!
ポイントは、これだけ。
では、さっそく回答の作り方のポイントを解説していきますね。
写真描写問題の回答パターン
写真描写問題の回答の型は、大きく2つ。
写真がどちらのパターンに当てはまるかを考えて、型を選択してくださいね。
① 目を引く人物や物が一つ写っている写真
一つ目のパターンは、上のように、中心人物や物が存在する写真です。
パッとみたときに、目を引く人物や物が写っているものですね。
このような写真の描写パターンは、こちら。
目を引く物や人物が写っていると、無意識に、そこから描写したくなりますよね。
どのような物が、どこに、どんな状態であるのか。
どんな人物が、どこで、何をしているのか。などなど。
目につく物や人物についての描写から始めます。
4W(who, what, when, where)を意識して、描写するのがおすすめです。
その後、その周囲にある物、人物、状態を描写していきます。
位置については、
① 中心的な物や人物との位置関係で答える(例 その男性の隣)
② 写真の中での位置で答える(例 写真の右下)
どちらでも構いません。
あなたが描写しやすい方で、答えていきましょう。
最後に時間が余っていれば、写真から想像できることを述べてみましょう。
例えば、公園にたくさんの子供が写っていたとします。さあ、あなたは何を連想しますか?
「 小学校の遠足で公園に来ているのかもしれない」
「この日は休日で、親と遊びに来ているのでは?」
などなど。
内容に、正解不正解もありません。
あなたなりの予測を立てて、述べるだけでOKです。
ある意味、あなたが話しやすい英語を話せるチャンス!
しかも、時間潰しにもなります。
ちなみに、予測について話すときは、こんな表現を使うとスムーズですよ。
うまく取り入れてみてくださいね。
では、以上の型を使って、さっそく一問解いてみてください。
準備時間は、45秒です。
では、”Begin speaking now.” (30秒間)
さあ、回答できましたか?
この写真で、明らかに目を引くのは、電話している男性ですよね。
まずは、この男性の描写から始めましょう。
男性に関して描写できる点は
・スーツを着用している
・パソコンを使いながら携帯で通話している
やはり、大きくこの2点でしょう。
次に、その他の状況として言えるのは、「机と窓がある」ということでしょうか。
この男性と状況から、あなたはどんなことを予測しましたか?
たとえば
・小さな部屋を借りて、仕事をしているのでは?
・自宅のオフィスで、電話の内容をタイプしている?
などなど。
勝手にどんどん想像しちゃいましょう。
そして、それを30秒間ひたすら話すのみ!
という感じで作った回答例をご紹介します。
あくまで一例ですので、参考にしてみてくださいね。
回答例
いかがですか?
目につく物があれば、まず描写する。
その描写を完全に終えたら、次に行く。
そうすれば、残り時間で調整しやすいですね。
② 目を引く人物や物が特にない・複数ある写真
続いては、これと言って目立つものがない、もしくは複数ある写真の描写です。
このような写真の描写パターンは、こちら。
端的ですが、これだけです。
まずは、写真全体から分かることを描写してみましょう。
写真が撮られた場所や時などですね。
たとえば、
・図書館の写真っぽい
・服装から夏っぽい
などなど。
どこの写真なのか。
いつ頃の写真か。
写真から予想できることをまずは述べてみましょう。
こんな表現を使うと、簡単に描写できます。
そしてその後は、とにかく、目に映るものを、可能な限り細かく描写していきましょう。
ここでオススメなのが、写真を9分割(3×3)して描写するという手法。
9つのピースに写っているものを、一つ一つ描写していきます。
その際、その物や人物の状況から予想できることがあれば、付け加えて描写していきましょう。
残り時間を見ながら、付け加えを調整すると良いですよ。
ちなみに、このパターンでは、写真の中での位置も描写する必要があります。
「写真の右下の女性が、本を買っている」
という感じですね。
こんなフレーズを使うと話しやすいですよ。
使えそうなのは覚えて、使ってみてくださいね。
では、この型を意識しながら、次の問題を解いてみましょう。
準備時間は、45秒です。
では、”Begin speaking now.” (30秒間)
さあ、いかがでしたか?
この写真では、特に「この人物!」ってわけではなく、5人の人物全体に目が行きますよね。
ということで、全体像から描写してみましょう。
全体像として描写できる点、想像できることは
・ビジネスの場である(オフィス?)
・5人が会議をしている
やはり、大きくこの2点でしょう。
次に、個々の人物について描写してみましょう。
特徴のある人物から描写すると良いですね。
たとえば
・グラフのようなものを指差している女性(右下)
・書き取っているような女性(真ん中)
・にこやかに話を聞いている男性2人
・手前の女性は、パソコンに打ち込みをするのかも?(予想) などなど。
描写しやすいものから述べつつ、どんどん予想も追加しちゃいましょう。
そして、それをどんどん話してみましょう。
では、回答例をご紹介します。
あくまで一例ですので、参考にしてみてくださいね。
回答例
このように、一人ひとり描写すればOKです。
その際、位置の描写は不可欠なので、位置の表現はマスターしておきましょう!
時間が余りそうな時は、人物描写を追加して調整すると良いですよ。
では、最後に練習問題です。
上記①②のどちらに当てはまるか考えて、描写してみましょう。
準備時間は、45秒です。
では、”Begin speaking now.” (30秒間)
さあ、いかがでしたか?
この写真は、この男性1人が目立っているので、上記①のパターンですね。
ということで、①のパターンで作った回答例がこちら。あくまで一例ですので、参考にしてみてくださいね。
回答例
このように、目につく男性をまず描写する。
その描写を完全に終えたら、周囲の状況や予想をどんどん話していきましょう。
以上、写真描写問題の2パターンの攻略法をお届けしました。
最後に、自分の喋った英語をアプリに録音するだけで、北米ネイティブスピーカーが添削してくれる便利なアプリの紹介です。
英語日記や独り言英語、写真描写問題、英作文など、自分で考えたフレーズを北米ネイティブに見てもらい、文法ミス・発音ミス、自然な言い回しを覚えられるというスピーキング練習アプリSpeakNowです。
SpeakNowアプリは無料で試せるのでぜひ試してみてくださいね。
上記のSpeakNowでは日本人コーチとネイティブ講師がダブルサポートしてくれるリーズナブルなコーチングプランも実施していますので
◆1人では英語学習が続かない方
◆スピーキングだけは伸びなかった…
◆今での英語学習は効果がなかった
という方はおすすめですよ✨
次回は、実践問題と解説をお届けしていきますよ。
TOEIC スピーキングの特訓を積みたい方。
TOEICリスニングの写真描写を鍛えたい方。
必見ですよ。
何としてもTOEICスコアを上げたいという方は、ぜひフォローして次回の記事も読んでくださいね。
また、この記事が「少しでも役に立った」という方は「いいね」ボタンも押して貰えると嬉しいです。
それでは次回の記事でお会いましょう。
ちなみに、この記事もぜひ参考にしてください。↓