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Geminiに「AI時代に生き残る創作者の条件」を尋ねてみました!

皆さん、こんにちは! 
心が軽くなる「言葉のお守り」を日々お届けしているつくだです。

昨年、私はGoogle社が開発しているGeminiに興味を持ち、Geminiにいろんな質問をして遊んでいました。

そのなかでも面白かったのが、「編集者に必要な5つの資質を挙げてください」と質問した結果。それが面白かったので、その質問をもとに記事を書きました。ありがたいことに、99スキという結果をいただきました。

あれから一年、どうやらAIはすごいスピードで進化しているようです。とくに大規模言語モデル(LLM)の進化がエグい。

一年でこんなに変わったAI事情

大規模言語モデルとは、簡単に言うと「人間のように文章を理解し、作り出すことができる、超賢いコンピュータープログラム」のことですが、文章作成や画像生成の分野で、すごい変化が起こっています。

たとえばOpenAIの「GT-4」は、小説の冒頭部分を読み込ませるだけで、その世界観や登場人物の性格を踏まえた続きを書くことができます。書く手の文体を模倣して、その人が書いているような文章を生成することもできるそうです。

私が使っているGoogleの「Gemini Advanced」にしても、語彙が増え、まるで人間と話しているような感覚に襲われることがあります。また画像からテキストを起こすことも可能となり、画像生成についてもImage3と連携してかなり高品質な画像を生成することができるようになっています。

さらにGeminiは単行本数冊分のテキストデータを読み込み、分析したり、要約したりができるので、長い文章を書くときは非常に便利です。

ちなみにnoteは創作支援用としてGeminiを採用し、note編集画面からGeminiが使えるようになっているそうです。

そして画像生成の分野でも、MidjourneyやStable Diffusionなどの画像生成AIは、より高品質で多様な画像を生成できるようになり、ビジュアルコンテンツ制作の幅を広げています。

AI時代、何が変わる? 創作者に求められる変化

AIの進化は、創作者の仕事のあり方を大きく変えようとしています。
さっそくGeminiに尋ねてみました。

AIの進化は、創作者の仕事をどのように変えていきますか

Geminiは、次のように推論しています。

  1. 「量産」から「質」へのシフト: AIは、大量のコンテンツを高速に生成できますが、それはあくまで「平均的な」アウトプットです。人間は、AIには真似できない「質」の高いコンテンツ、つまり、深い洞察や独自の視点、心を揺さぶる表現などを追求する必要があります。

  2. 「作業」から「創造」へのシフト: AIは、定型的な作業や単純なタスクを自動化できます。これにより、人間はより創造的な仕事、例えば、新しいアイデアを生み出す、コンセプトを練る、ストーリーを構築するなど、より人間らしい仕事に集中できるようになります。

  3. 「単独」から「共創」へのシフト: AIは、強力なツールであり、パートナーです。AIを活用することで、人間は自分の能力を拡張し、より高度な創作活動を行うことができます。AIと人間が互いの強みを活かし、協力することで、新たな表現が生まれる可能性があります・

以上がGeminiの答えです。

つまり、作業はAIに任せ、人間は成果物のチェックやより独創的なものの創造に力を用いることが主体の時代がやってきたのです。

たとえば今回の記事では私はネタ集めや草稿の作成はGeminiに任せ、それに自分なりの知見を重ねていくという書き方に挑戦しています。まさに人間とAIの共創で、記事を書き上げました。

Geminiは総論として、これからの創作者は3タイプのスタイルに別れると指摘しています。下記にGeminiの意見を載せますね。

Gemini、AI時代の創作者の未来はどうなりますか?

AI時代の創作者の未来

AI時代において、創作者は、次の三つのスタイルに分かれていく可能性があります。

1 スペシャリスト化:これからAIはさまざまな分野で活用されるでしょう。しかし、AIが得意とするのは、あくまでデータに基づいた「平均的な」アウトプットです。特定の分野に特化し、AIには代替できない専門性を追求することで創作者は生き残っていける可能性があります。

AIは、大量のデータを学習し、効率的にコンテンツを生成できますが、特定の分野における深い知識や経験、独自の視点に基づく表現は苦手です。たとえば次のような分野では、人間の役割はさらにたかまっていくでしょう。
 
伝統工芸: 長年培われた技術や知識、素材への深い理解は、AIには代替できません。
ニッチな趣味: 特定の昆虫の研究、マイナーな音楽ジャンルの演奏など、データが少ない分野はAIの学習が難しく、人間が活躍できる余地があります。
高度な専門知識を要する分野: 医療、法律、科学技術など、高度な専門知識と倫理観が求められる分野では、AIはあくまで補助的な役割にとどまり、人間の専門家が不可欠です。
人間の感情や経験に深く関わる分野: カウンセリング、セラピー、介護など、人間の感情や経験に寄り添う仕事は、AIには代替できません。

つまり、重要なのは、「AIにはできないこと」を見極め、そこに自分の強みを掛け合わせることです。そんなスペシャリストこそがAI時代でも生き残っていくでしょう。

2.プロデューサー化: AIは、さまざまなタスクを自動化し、効率化できますが、プロジェクト全体の方向性を決定し、複数の要素を組み合わせて最適なアウトプットを生み出すためには、人間の判断力や創造性が必要です。つまり、AIを活用し、プロジェクト全体を統括するプロデューサー型創作者が、求められるでしょう。

3:コラボレーター化:AIには斬新な発想はできませんが、人間にはない発想や視点を提供してくれる可能性があります。また、異なる分野のクリエイターと協力することで、互いの強みを活かし、より多様で魅力的な作品を創ることができます。 AIや他のクリエイターと協力し、新たな表現を生み出す。

法律や医学の分野にはAI化が進むということを報道していた記事を見たことがありますが、Geminiはその点は言及していません。Geminiには別の文脈でのビジョンが見えているのでしょう。

そして面白いと思ったのは、スペシャリスト化、プロデューサー化、コラボレーター化の三つとも編集力が関係しているからです。編集力を簡単にいうなら、別個の事象や人、場所などをつなぎ合わせることによって新しい価値を作る仕事です。

「AIに仕事を奪われるのではないか?」

そんな不安を感じている方もいるかもしれません。しかし、私はGeminiとの対話を通じて感じました。AI時代にこそ、人間の「編集力」がこれまで以上に重要になると。そして、そして、その「編集力」こそ、AI時代を生き抜くための重要なヒントになると私は考えています。

次回はAI時代の編集者の働き方について、Geminiと対話した結果をお届けしますね。来週火曜日2月18日を予定しています。

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つくだとしお|書籍編集者×作家
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