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2024年12月の読書記録+2024年下半期best9&年間best10(読書記録その39)

 2025年最初の記事となります。今年もよろしくお願いします。年明け以降(年末からすでに)かなりバタバタしていました。まず手始めに読書記録から投入していきます。


2024年12月に読んだ本

『グラビア事務所辞めました。』岡田紗夜
『反復横跳びの日々』岡本真帆
『北海道アンソロジー』望月麻衣・きたみまゆ・桜井美奈・寺地はるな・藤白圭・保坂祐希・町田そのこ
『俺の推し本。マガジン』第一芸人文芸部
『星占い的思考』石井ゆかり
『サンパウロに降る雪』高遠蓮
『発達障害の恋愛論』シグレ
『ひとりではじめるコンテンツビジネス入門』山田稔
『満月珈琲店の星詠み~月と太陽の小夜曲~』望月麻衣
『神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。』 岡田能正

今回紹介するのは『反復横跳びの日々』岡本真帆

 文学フリマで購入した本。歌人である岡本真帆さんのエッセイ。東京と高知県中村市で二拠点生活をしている中で感じたことが中心に書かれている。
”「あ、この人いいな」と思っても、思うだけで何もしないので恋が始まらない。ということが、多々ある。”
”わたしの恋をたとえるならば、たぶん、ピクニックだと思う。”
 自分のことを言語化されたのかと思った。のちに「これが続けば『汝、星のごとく』にあった互助会的な結婚に行き着くのか?」とも考えるようになった。

2024下半期best9

『いま必要なお金のお作法~幸せを呼ぶ40のマネープラン』肉乃小路ニクヨ
『日記の練習』くどうれいん
『いわゆる「サザン」について』小貫信昭
『恋できみが死なない理由』最果タヒ
『地球星人』村田沙耶香
『天才による凡人のための短歌教室』木下龍也
『アミュレット・ホテル』方丈貴恵
『反復横跳びの日々』岡本真帆
『満月珈琲店の星詠み~月と太陽の小夜曲』望月麻衣

 過去に紹介した本についての記事は以下リンクにありますのでご参考に

『地球星人』村田沙耶香

 『アミュレット・ホテル』方丈貴恵/『いわゆる「サザン」について』小貫信昭

『いま必要なお金のお作法~幸せを呼ぶ40のマネープラン』肉乃小路ニクヨ/『日記の練習』くどうれいん

 ここからは紹介していない本の紹介です。

『恋できみが死なない理由』最果タヒ

 最果タヒさんが人生の中で考えた、無数に違う「愛」や「恋」について書かれている。ほとんどはネガティブに書かれている。
 基本的に「周りの大人は正統派で普遍的なものを押し付けてくるが、正直そんないいものとは限らない、だから黙っとけ」的な記述が多い。

『天才による凡人のための短歌教室』木下龍也

 歌人である木下龍也さんが短歌を作るコツを書いている一冊。自身が講師となったワークショップで受講生から提出され、それを木下さんが添削・推敲したものも掲載されている。
 中でも強烈だったのは「固定されたものごとを分解し、流動させろ」というもの。具体的に言うと「すでにある物語やニュースを活用し、裏切れ」、「死をいじくりたおせ」「神をいじくりたおせ」だそうだ。
 ある意味ギャグや漫才に近いものを感じる。

『満月珈琲店の星詠み~月と太陽の小夜曲』望月麻衣

 シリーズ第6弾の舞台は横浜。とある出版社で働く編集者たちのもとにいつもの三毛猫マスターとその仲間たちが登場し、編集者たちの悩みや心の傷を星詠みと極上のカフェメニューを利用してアドバイスしていく。
 占星術とは不思議なもので、過去何千年もの統計を自然とまとめたものであるというのもすごいが、過去の統計から法則を導きだし、将来のことを高い信頼度で予測するのもすごい。

2024年年間best10

『アリアドネの声』井上真偽
『存在のすべてを』塩田武士
『アミュレット・ホテル』方丈貴恵
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆
『いろいろ』上白石萌音
『水車小屋のネネ』津村記久子
『変な家』雨穴
『スピノザの診察室』夏川草介
『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈
『いわゆる「サザン」について』小貫信昭

 こちらも過去に紹介した本についての記事は以下リンクにありますのでご参考に

『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈

『いろいろ』上白石萌音

『スピノザの診察室』夏川草介

『水車小屋のネネ』津村記久子/『存在のすべてを』塩田武士

『アリアドネの声』井上真偽/『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆

『変な家』雨穴

 『アミュレット・ホテル』方丈貴恵/『いわゆる「サザン」について』小貫信昭

さいごに

 あと10日で1月もおわりですね。
 東京では2月に入ると小学生・中学生ともに本格的に入試が始まります(既に埼玉・千葉の中学入試は始まっていますが)。
 そして読書家の皆さんにとって、2月といえば本屋大賞のノミネート作品10作品が発表される時期ですね。わたしも含めて「4月の大賞発表までに10作品制覇したいが、あと何作品読めばいい(既読は何作品)のか」と気にする人も多いと思われます。こちらでも来月以降それに触れていきたいと思います。
 また、2024下半期ZINEまとめ、文学フリマ東京39まとめは鋭意制作中です。しばしおまちを。。。

ではでわ

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