「乾燥大根」をスイーツに。久しぶりの宅飲みワインと昔話
こどものころ、のどがいたいとか風邪ぎみだとかいうと、きまって「はちみつ大根」のお湯割りを飲まされました。”飲みました”ではないのは、あの独特のニオイと味に、いい印象を持てなかったんです、当時は。
おとなになってからは、実家で飲む機会もなければ、自分でつくろうとも思わずにこれまで生きてきたけれど、ふいに、「はちみつ大根」を仕込んでみようという衝動にかられる出会いがありました。
もうnoteでは頻出の『OYAOYA』から、京都の伝統野菜「乾燥聖護院大根」が発売されているのをこの日に知り、なにかおもしろい食べかたないかなと思い巡らせているうちに、幼少期の「はちみつ大根」へと行き着いたわけです。
ビンに「乾燥聖護院大根」をいれ、たっぷりのはちみつでつけて1週間以上。
ひとつつまんで食べてみたら…。はちみつの濃厚さに負けない大根の濃い味わい。風邪をひくと怒られた、あのころのほろ苦い思い出が脳裏をよぎりました。
そう。風邪NGだった大昔の話は、別のnoteでいつかつづりたいと思っています。
わたしバージョンの「はちみつ大根」を、さてどうつかおう。ちょっと手強い素材とのにらめっこを数日。
ドライフルーツにみたて、クラフティにしたらよさそうとひらめいて、やってみました。
グルテンフリーでレクチンフリーな「はちみつ乾燥大根のクラフティ」レシピ
材料(21.5cmのレクタングラーディッシュ 1台分)
つくりかた
①ボウルに卵、ココナッツクリーム、エリスリトール、バニラエクストラクト、アーモンドエクストラクトをいれ、よく混ぜあわせる
②アーモンドパウダーとココナッツパウダーをくわえ、混ぜあわせる
③型に流しいれ、はちみつ大根を上にのせ、180℃に予熱しておいたオーブンで35分焼く
2Fのセカンドダイニングで、途中になっている壁紙の前でいただきました。
今までにないクラフティの味わい。
苦い思い出の「はちみつ大根」が、甘みとコクのあるスイーツに変わった瞬間でした。
「つける」といえば。
煮込み料理でつかう予定で買っておいた赤ワインが、いつまでも棚に”待機中”だったのが気になって、先日、Joeyが「ようちえんのホームスティ」でうちにいない夜に、ひさびさの宅飲みを敢行。
もともとアルコールに弱いうえに、数ヶ月ぶりの”酒”だったのでゆっくり様子をみながら口に含みました。
のどもとを通ってゆくあの感覚。これもまた、遠い昔の記憶を呼び起こして…。
某大手メーカーのワインの営業をしていたころは、自分ではとても買えないビンテージや銘柄のワインを、たくさん飲ませてもらったなとか、ニュージーランドのワイナリー巡りをしたなとか。
そのころの何十分の1くらいしか受けつけない下戸な今、残った赤ワインをこのように活用しました。
乾燥野菜の赤ワインづけです。
もうしばらくつけておいて、あらたなスイーツを誕生させます。
「はやく脱がして」なJoeyの真相は、Instagramをご覧くださいませ。