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ガチ社不のワイが面接に一度も落ちたことがない理由《自己分析編》
夏ですね。超可愛い後輩たちから「就活何から始めたら良いですか」「就活って何したらいいの?」と聞
かれることが増えてきました。
実は僕には一つ他愛もない自慢がありまして、
面接に落ちたことがありません。
正確に言うとバイトや就活の面接に落ちたことが人生で一度たりともありません。
(※ESは2.3度あります。あと、中学のお受験の面接は箸にも棒にもかからなかった。(*ノω・*)テヘ)
ただ僕、優秀でもなんでもありません。
すいませんカッコつけました。
基本的に人間として詰んでます。
浪人してひとり親の母親に100万払ってもらった挙げ句、第一志望でもない関西の私文になんとか合格しました。
ですが普通に単位やばすぎて卒業すら危ういです。ホント情けない限りです。
財布は月間2回落としますし、今も僕は自分の財布がどこにあるか知りません。やばいです。
何がやばいってこの状況に慣れてしまって最早あんまり焦ってないあたりが一番やばいです。
一人暮らしが長いですが、うちのコンロの使い方もロクに分かりません。
基本的に私はバイト先でもらった給料を最寄りのセブンイレブンに横流しするだけの機械だと言っても過言ではありません。
でも、そんな僕は面接には落ちたことがありません。(2回目)
そんな就活特化型の生命体である僕が就活の中で考え、実践したことをこの記事にまとめておこうと思います。
タダで。
え、金取ろうかな。金ないし。…まぁいいよ。僕ええやつやし。
…え、え、やっぱとろうかな…
いやなんか金取れるようにする設定とかもめんどくさいので無料でいきます。
ただ、ここに書き記すのはあくまで個人的な経験と意見にすぎません。使えるかどうかはみなさんに各々判断していただければ幸いです。
※参考までに僕が内定を頂いたのは外資系コンサル(2社)、デベ(2社)、エンタメ系メガベンチャー(1社)、総合商社(インターン、1社)です。
他業界の選考に通じる内容かどうかは分かりません!!が、極力普遍的なことを書こうと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【自己分析編】
①「自己分析=言語化」という方程式
僕は「自己分析」って言葉自体、適切だとは思っていません。
本当に大切なのは「分析」というより「言語化」だと思います。
あなたのモチベーション、将来の理想像、長所、短所、どんなことにイライラして、どんなことにツボるのか。これらをキチンと言葉にできるようにしましょう。
この言語化は一問一答形式でなされるMBTI診断とか星座占いみたいなものとはまるで違います。ああいうバーナム効果の賜物の類がしてることというのは、あなたの本質から離れた外縁の部分の局所的な説明にすぎません。
これは複数の質問を通じて、あなたがなんらかの「家庭用電気製品」であることだけを判断し、その後に
「んー、基本的に水をぶっかけると壊れますよ。」
と言ってるのと同じです。
あなたが冷蔵庫なのか、レンジなのか、はたまたドライヤーなのか、そこが分からないといつまで経ってもあなたはあなたを上手く使えません。
言語化とは言わばあなたのトリセツ作成の時間です。できる限り分かりやすくて、漏れのないトリセツを作って、企業の人事に「あなたの使い方」を教えてあげましょう。
②「フェーズ:マッチング」
皆さん一回考えてみて下さい。
そもそもなぜ就活なんてものがあると思いますか?もっと言うなら、なぜ大学受験や司法試験のような統一的なテストによって合格、不合格を決定しないんだと思いますか?
「少しでも優秀な人を選びたいから。」
ある意味では正解だと思います。
でもじゃあそもそも"優秀"ってなんですか?
偏差値が高いことでしょうか?それとも言語能力、コミュ力みたいなもっと定性的なものでしょうか。
当たり前ですが現場仕事にヒョロヒョロ色白高学歴ボーイが来たところで糞の役にも立ちませんし、偏差値2の脳筋ムキムキヤリラフィーに政府官僚はちょっと厳しいでしょう。
就活における"優秀さ"とは"フィット力"です。
大企業の内定を沢山とる人間というのは複数の大企業の人事から
"こいつはウチの会社にフィットする!"
そう判断されただけです。
「えっ…ってことは、やっぱり"本当の自分"を偽って、いろんな会社にフィットするように"演技"しなきゃいけないってこと!?」
気持ちは分かりますが、はっきり言って自惚れすぎです。そういう戯言は"本当の自分"を語れるようになってからほざきましょう。
基本的に就活初期の学生のほとんどが人事にとって「自社とのマッチングの是非を確かめる」というこのフェーズにすら到達していないと思います。
これは嘆くべき事実ではありません。むしろ逆だと思います。
今マッチングのフェーズに移行することができれば、あなたが優秀であろうがなかろうが他の多くの就活生を突き放すことができます。これは間違いありません。
就活ってパズルなんです多分。
あなたが自分という人間をキチンと言語化できていない状態で就活に臨んだとします。
この時、人事に求められる仕事は
「あなたというピースの形が〇か△か□かも分からないのに、自社というピースにあてはまるかどうかを判断する」
というクソほど難解なものになってしまいます。
この状態で内定がもらえると思いますか?
あなたが人事ならどうでしょう。
相当なギャンブル狂でもない限り内定は出さないでしょう。
ですからまずはマッチングのフェーズに到達しましょう。
そのために必要なことはズバリ、
「あなたというピースの形をはっきりと人事に分かってもらうこと」です。
具体的に僕が考えていた、自己の言語化のプロセスを書いておきます。
③自分史⇒モチベーション⇒将来の自分
1:自分史の作成
まず幼少期から現在までの「自分史」みたいなものを作ってください。
ガクチカみたいなものでも良いと思いますが、なにもそんな大それたものじゃなくても構いません。
今までしたことで、少しでも心が動いたこと、時間を掛けたこと、努力したこと、その後に影響を及ぼしたこと…
とにかく思いつく限りのあなたの「行動」を書き出してください。
これはモチベーショングラフみたいなものでも、スマホのメモにした箇条書きみたいな簡単なものでもオッケーです。どんな些細なことでも構いませんからとにかく思いつく限り書き出して見てください。
2:共通点の洗い出し《帰納の段階》
ここまでのあなたの人生における「行動」がざっと並びましたね。じゃあ次はその中から「心理的」共通点を見つけ出してみてください。
難しそうに聞こえますか?
考え方は簡単です。例えば…
《行動①》「部活でキャプテンになった。」
⇒なぜあなたはキャプテンを務めた?
⇒先生や周りの生徒に推薦されて
⇒周りに応援されて、断れなくて。
⇒周囲の評価が行動のきっかけになるタイプ
《行動②》「軽音サークルに入って、大学になってから始めた楽器を頑張った。」
⇒なぜ頑張れた?
⇒どんどんできるようになるのが嬉しくて
⇒なぜ嬉しい?自己満?
⇒違う。周りの友達がライブで「上手くなった!」と褒めてくれたから
⇒周囲の評価が行動のきっかけになるタイプ
この2つの行動から、あなたは内省的な満足というよりもむしろ周囲の評価をモチベーションに動くタイプの人間であることがわかりました。
これを様々な事象に対して機械的に繰り返していくだけです。
人は何かアクションを起こす時、必ずガソリンが必要になります。
あなたのガソリンの種類はなんですか?
それをしっかり説明できるようにしましょう。
③n年後の理想状態は?《演繹の段階》
「"アナタ"という車」の「"モチベーション"というガソリンの種類」がなんとなくわかってきましたか?
アナタ像が徐々にハッキリしてきたところで、次は想像してみましょう。
まずは1年後、あなたはどうなってると思いますか?
ちょっと難しいですか。
じゃあ、質問を変えます。
あなたの1年後の最高の状態と最悪の状態を考えてみてください。
これなら少し想像しやすいかもしれませんよ。
あなたが先述の周囲の評価が行動のきっかけになるタイプの人だったらどうでしょう。
まず、最高なのは単純に周囲に高く評価されている場合ですよね。
周りから「すごい!」「仕事できるなー!」「今月も〇〇君の業績が社内1位だ!」
そんな絶賛を浴びせられることがあなたを興奮させ、また新たなアクションのモチベーションにつながるかもしれません。
では、最悪な場合を考えてみましょうか。
一つは、周囲から低く評価されている場合です。
「仕事ができない。」「のろい。」「邪魔です。」
そんな心無い言葉の水滴、一粒一粒があなたという電子機器の半導体を濡らし、制御を狂わせ、時に暴走へと導くことでしょう。
もう一つは見逃しがちですが、そもそも周囲から評価をされる状況にないというのも考えられます。
定量的なデータや業績が可視的には現れない、或いは与えられた仕事をこなす以上のことは全くもって求められていない。
こういう状況の場合、そもそもあなたの仕事は周囲から評価の対象には入らず、「他者からの評価」が与えられないあなたはついにガス欠でへばってしまう。
そんなことも考えられます。
ここまで考えれれば、次は同じようにn年後の理想状態を考えてみましょう。
「あなたは何年後にどうなっていたいですか?」
この質問にキチンと答えることができれば、あなたの自己分析は完結したと言って良いと思います。
このように帰納的に導き出した"アナタ像"を当てはめることであなたが自分の将来に求めること、ひいてはファーストキャリアに求める職場環境が明瞭になります。
過去の経験の共通点とそれによる未来予測を語ることができれば、人事からみてあなたというピースの形は非常に明瞭になることでしょう。
またこういった自己の言語化をキチンと行っているうちに、自然と面接時に聞かれやすい「ガクチカ」「長所」「短所」「就職活動の軸」「志望動機」などの質問にキチンと一本筋を通して答えることができるようになっていくはずです。