英語を使うことは、自分を発見することに繋がる
こんにちは😊
前回の性教育のお話し、私にとって初めてオススメされた記事になりました!
反響があり、本当にとても嬉しく思います🙇♀️
読んでくださった方、本当にありがとうございます。
(18歳以下は読めません…本当にごめんなさい🙇♀️)
今回は、学校などで散々言われてる、英語を学ぶメリットです。
「英語を学ぶメリットなんてもう知ってる」
と思われるかもしれません…🙇♀️笑
•世界の人とコミュニケーションを取るツールになる
•留学、進学、就職に役立つ
•海外旅行で役に立つ
などなど。
これらがよく目にする「英語を学ぶメリット」ですが、今回私が書きたいのはこういう物ではありません。
今回私が書きたいのは、気持ちの持ち方や、考え方の面で、英語を使うメリットです。
英語を学んで、少しずつ英語で話し始めると、使う言語が違うので、自分の気持ちや考え方が変わることがあります。
私は完全に英語に助けられた人生を送っています。
中学の義務教育から始めた英語ですが、私にとって英語は、自分を形成するのに欠かせないものとなりました。
英語がなければ、現実逃避もできずに、早めに自ら命を絶ってたかもしれません。
説明が長くなりましたが🙇♀️
これを通して、英語を学ぼう!と思う人が増えたり、英語を学ぶ本質を考えるきっかけになれば嬉しいです😊
メリット1:嫌でも自己主張が強くなる
これってメリット?!🤯
と思われた方も居るかもしれません。笑
ご説明します🙇♀️
英語を学び始めて、基本的な英文法が身につくと、
気がつくことがあります。
それは、” I “(私は〜)を沢山使う、ということです。
英語は言語の性質上、主語を必ず使わなければなりません。「私は」をたくさん使う英語と、使う機会が少ない日本語。日本人であるからこそ、感じれるメリットがここにあります。
簡単な英語で大丈夫です。
単語や文法も、中学で学ぶ基礎があれば十分です。
それらを使って、例えば、英語で日記をつけると、
こんな感じになります。
“I”(私は)が2回使われてます。でもこれを自然な日本語にするとどうなるでしょうか?
「私は」がどこにも見つかりません。
使う言語というのは、本当に不思議です😊
どちらの言語が良い、悪い、ではなく、ただ、英語を使うと自分が見えやすくなります。
英語を使い続けると、自分にとって自己主張が強くなります。
周りに自己主張が強くなる訳ではありません。笑
もちろん、一度自分が見つかれば、周りに激しく自己主張をしようと思えばできます。笑
違いは、選択肢がある、ということです。
自分の気持ちをわかって欲しいのに、うまく説明出来ない。自分の気持ちがよくわからない。
そうなってしまっては、正しく自分の気持ちを伝え、自己主張をする、という選択は難しくなります。
自分が何をしたのか、どう感じていたのか、など、
自分にフォーカスすることができるのか、英語を学んで使う1つ目のメリットです。
メリット2:嫌でも曖昧にできない
日本語は、ハイコンテクストな言語です。
ハイコンテクストとは、コミュニケーションをとる時、文脈(言語や価値観、考え方など)が強く現れ、
全てはっきりと言葉にしなくても、なんとなく通じてしまうことを表します。
夏目漱石の例が有名です。
”I love you.”を訳すと、「月が綺麗ですね。」となる。2人きりのシチュエーションや、2人の関係性や、文脈があってこそ、通じる意味がある。
これはまさに日本語の特徴をよく捉えているなぁ〜
と思いました。個人的には、その”曖昧さ”が、ある意味アートで美しいと感じました。
しかし、このハイコンテクストな言語と、曖昧なコミュニケーションに慣れると、こんな事が起きたりします。
褒めてくれてるのに、言葉通りに素直に受け入れられない。
相手が言っている言葉の、本当の意味を予想しないといけない。
相手の言葉の意味や、相手の気持ちをたくさん考えて、いつの間にか自分の気持ちは置いてきぼり。
結果、自分の気持ちにすごく鈍感になる可能性があります。
相手を優先し過ぎて、自分の気持ちに素直になれない。それが続くと、自分が何を感じているのかわからない。それが更に続くと、自分の行動までわからなくなることがあります。
そうなると、自分の気持ちや行動、その理由が見えなくなり、自分がどこに向かっているか迷子になります。
ここで、英語の登場です。
英語は、日本語と反対でローコンテクストな言語です。共通の認識や、前後の文脈を頼る事はあまりなく、全て言葉で表し、シンプルかつ明確です。
明確過ぎて、傷つくことも多々ありますが😱笑
良くも悪くも「はっきり」した言語が英語です。
日本語にある「裏の意味」もありません。
(皮肉はありますが…笑)
本音と建前もほとんどない文化なので、人を褒める時は本気で褒めていますし、褒められた時は、素直に受け入れて、“Thank you.”というのが礼儀です。
日本語では曖昧に出来るところも、英語では曖昧に出来ません。文として成立せず、会話が成り立ちません。
例えばこんな感じ。
Aさん: I’m worried... (困ったなぁ、心配だなぁ)
Bさん: worried about what?
(何について困ってるの?)
Aさんが最初に言ったフレーズ、
“I’m worried.” は、”I’m worried about (物事).”で
「(この物事について)困っている、心配している。」
でよく使われます。
つまり、Bさんは、aboutのうしろに何がくるかを待っている状態です。Aさんは何について困っているかを説明出来なければいけません。
「困る」のほかにも、しんどい、辛い、嬉しい、などの感情を表す時、英語では「なぜその感情なのかを」を言葉にして表さないといけないケースが多いです。
“I’m happy.”というシンプルなフレーズも、これだけで使われてることはあまりありません。
“I’m happy to see you.” (あなたに会えて嬉しい。)
”I’m happy to hear that.”(それが聞けて嬉しい。)
と、文脈を読んで言葉を省略するのではなく、なぜその感情なのかを言葉にして説明することが多いです。英語はある意味、分かりやすくてストレートです。
英語を使い続けると、自分の感情が分かりやすくなります。
なぜこんな感情になってるか、いちいち説明しないといけないからです。(たまに面倒ですが。笑)
私は日本語も英語も大好きなので、どちらも否定したくありません。日本語と英語、どちらも良いとこ取りをしたらいいんじゃないかなぁと思います。
曖昧な日本語も大切にする。自分の気持ちや考えについて考える時は、はっきりと理由まで言葉で表すことができる英語を使って明確にする。
両方使うことによって、自分を見失う可能性を下げながら生きていけるのではないかなぁと感じました。
メリット3:嫌でも自信がつく
日本語には、謙譲語というものが存在します。
謙譲語とは、主語が「自分」の場合に使うもので、
自分の立場を下げて相手を敬う表現です。
つまり、自分がへりくだります。
日本語には、尊敬語も存在します。
尊敬語とは、主語が「相手」の場合に使うもので、
相手の立場を上げて相手を敬う表現です。
つまり、位置的には、「自分はいつも下。」となります。
また、日本には「謙遜する」文化もあります。
謙遜とは、自分がへりくだること。
自分の価値を自分で下げて、控えめに振る舞うことを指します。
ここから見えてくるもの。それは、無意識のうち自分の価値を下げているかもしれない、ということです。
心が正しい場所にある時は、問題ないと思います。
これは日本の文化で、日本語の特性で、自分が本当に価値がないわけではない、と理解できます。
自信も持ち、いざという時は、自分がへりくだることを辞めて、相手に意見することも出来ると思います。
しかし、心が正しい場所にない場合はどうでしょうか?使う言語に関わらず、精神的にしんどくなるのは確かです。
その上に、日本の文化や言語の中だと、無意識のうちに自分の価値が下がっているように感じるかもしれません。
一方、英語にも丁寧語はあります。
Pleaseをつけたり、would like to を使ったり。
ビジネスの場面では丁寧に話すため、使う単語や表現を変えます。
日本語の尊敬語や謙譲語と、英語の丁寧語の違いは、英語は単に丁寧なだけ、です。笑
そこに、上下関係や、誰かがへりくだったり、誰かを上にあげたりするニュアンスは含まれていません。
私は、英語を使ってコミュニケーションを取り始めた時、すごく違和感を感じました。英語の丁寧語をどれだけ使っても、自分がへりくだることができなかったのです。自分が思うレベルの敬意を相手に表すことができませんでした。
その違和感を乗り越えた後に感じたのは、自信でした。
“英語が話せる自信”と言うよりも、
「自分は人と対等に話すことができるんだ。」
「自分の意見も尊重してもらえるんだ。」という、人としての自信です。
「自分はここに存在していいんだ」という自信がつきました。
繰り返しになりますが、日本語や日本の文化を否定したい訳ではありません。
日本のこの文化のおかげで、日本の接客業は世界一と称賛されるのだと思います。
しかし、自分探しをしている間や、自分に自信を持ちたいという方にとって、日本の文化や日本語の性質は手助けにはなってないと感じました。
英語を使って自己表現することにより、自分の感情に気づき、自分を見つけることができる。
そして、英語で人と対等に会話することにより、自分に自信を持って生きる術を得れるのではないか
と感じました。
メリット4:英語ならではの”感情を表す言葉”
言語はその国の性質や文化を表すと言われています。
英語を学ぶと、日本語にはない「英語ならではの単語や表現」に出会います。
特に英語は形容詞が多い言葉です。
つまり、感情を表す言葉が多いです。
英語ならではの感情の表し方を学ぶことで、自分の感情への気付きになります。
例えば、
•uncomfortable (形容詞)
辞書では「心地よくない、気持ちの悪い、困った」などが出てきます。
この”uncomfortable “という言葉を会話に当てはめてみると、こんな感じになります。
A: How about going on a date?
B: Well... that makes me feel uncomfortable.
「デートに行くのはどう?」と誘ったAさんに対して、Bさんは「心地よくない。」と答えています。
(因みに、これはデートを断ったことになります。)
日本語の自然な会話だと、デートに誘われた時に、
「心地よくない」とはあまり言わないですよね。笑
断る時は、やんわりと断ったり、予定や忙しいを理由にしたりすることが一般的だと思います。
英語の文化では、自分の気持ちや気分を理由にして断ることが頻繁に起こります。
そのため、この”uncomfortable”や、“not comfortable “(心地よくない)という言葉は、カジュアルにすごくよく使われます。
正直に気持ちを伝えるのが、相手にとっても自分にとっても良いことだ、という文化です。
英語を使い続けると、自分の感情に気付くだけでなく、自分の感情を表現する感覚を味わうことができます😊
また、1つの感情に1つの形容詞ではありません。
たとえば、「怒り」を表す単語はたくさんあります。
Angry, mad, upset, furious, irritated, etc...
英語を使うことによって、自分の怒りの度合いや、
その時の怒りの感情がどのようなものだったのか、
明確に見えやすくなります。
ご興味があれば、「英語の形容詞 感情」で調べてみてください😊
そして、自分の気持ちや感情にフォーカスする時は、英語を使って表現すると、明確に自分の気持ちを理解しやすくなります。
メリット5:なぜを考えるクセができる
英語でコミュニケーションをとり始めると、気付くことがあります。
それは「なんで?」「どうして?」「なぜ?」をよく聞かれることです。
そこで、「わからない」とだけ答えると、会話が終わります😭(笑)
なぜ?を考え、自分なりに答えを出し、間違っててもいいので、「私は今こう思う」をシェアする。
それが大切な文化です。
なぜ?を聞かれるのはニュースのことだけではありません。自分自身のことも「なんで?」と聞かれます。
なんでその行動をしたの?
なんでその感情を持ったの?
なんでその判断をしたの?
なんで責めです。😱笑
これはクリティカルシンキングと呼ばれる考え方の1つです。
この考え方が身につくと、自分の気持ちを深掘りすることができます。自分を客観的に見る力もつきます。
なんでその行動をしたの?
その答えがもし「だってAさんが言ったから。」となると、その行動は自分の意思では無かったことに気付きます。
なんでその感情を持ったの?
これに答えることにより、誰からの影響を多く受けているかを分析することができます。
「なぜ?」を考えると、見えてくる人間関係、自分の感情がたくさんあります。
英語を使い、なぜ?を考える。すると驚くほどに、
自分の本当の気持ちが見えてきます。
日本で体験できる、
「ジブンのあり方English」
“I “をたくさん使って自己表現する。
Why?をたくさん聞かれて、考え、答える。
簡単な英語で自分のあり方を見つけよう!
そんなワークショップが日本に存在します。
英会話講師をされている小川彩美さんと、突破計画のたけうちさんが企画、主催の”ジブンのあり方English”というワークショップです。
ワークショップのテーマは、英語を使って自分探しをすること。
後半になると、自分自身の変化 ”change”についても
問われます。
詳細は、たけうちさんがnoteで説明をしてくれてます。「英語を学ぶ価値とは」から始まり、この魅力的なワークショップをとてもわかりやすく解説してます。
こちらは、実際にこのワークショップを受けた方、
にしはらあやこさんのnoteです。感想を綴ってくれています。
英語講師の小川彩美さんについてはこちらです。
オンラインでも受けれます。
ご興味のある方は、ぜひ参加してみて下さい。
まとめ
今回は、「自分の気持ちを知る」という観点から、
英語を学ぶメリット、使うメリットをご紹介しました😊
自分の気持ちを知るのに、英語はとても便利な言語だと思います。
注意点としては、英語を学問として学ぶだけでは、自分を知り自信に繋げることは難しいです。
英語を、人とのコミュニケーションツールとして使うこと。
実際に英語を使い、そして使い続けることが大切になります。
人とコミュニケーションをするのに、ハイレベルな英文法や英単語はあまり必要ありません。中学校で習う基礎英語から使うことが大切だと思います。
私自身、今でも自分の気持ちが分からなくなる時が
たまにあります。
自信をなくすことも沢山あります。
その度に、日本語と英語で深掘りします。笑
自分と向き合う時間を作り、モヤモヤの先を考えます。
なぜモヤモヤするのか…
なぜこんな気持ちになるのか…
気持ちを書き出します。
主語が欲しいから、曖昧さをなくしたいから、
メモに英語を使うことも沢山あります。
私にとっての一番の英語を習得したメリットは、
自分を見つけることが出来たこと
自分の存在に自信を持つことが出来たこと
自分を大切にすることを学んだこと
でした。
もちろん、視野が広くなった、いろんな国の人とコミュニケーションが取れるようになった、というのも大きなメリットですが😊
英語を学ぶ本当の価値。
それは、自分を知り、自分の感情を大切にする、という事だと個人的には思います。
それを踏まて考えれば、英語が日本の自殺率を下げる可能性もあると思います。
何かに行き詰まったときは、是非これを参考にしてみて下さい。
自分の気持ちと向き合う時間をとり、日本語と簡単な英語で、メモに気持ちを書き出してみてください。
そして、なぜ?を考えてみてください。
自分自身に対する新しい発見があるかもしれません😊
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。