女王まりかのつれづれぐさ/第二十七回:ルビーとピンクサファイアの違いとは?
どーもー☀️ 女王まりかです⭐️
今回はホウセキ V の連載が始まったこともあり、宝石に関する理科ネタの話をします。
第二十七回:ルビーとピンクサファイアの違いとは?
まずルビーとサファイアですが、どちらもコランダム(鋼玉)という、酸化アルミニウムが主成分の鉱物がベースです。
コランダムの色は不純物によって変わり、アルミニウムが鉄に置き換わると青くなり、アルミニウムがクロムに置き換わるとと赤くなります。
つまり!
・ルビー(紅玉)はクロムを含むコランダム
・サファイア(青玉)は鉄を含むコランダム
なんです。
ところでホウセキVの第一話のヘッダーには、この深い赤のルビーを使いましたけど…
ここまで深い赤のルビーは【ピジョンブラッド】の異名を持つ、かなり高価な物です。
もうちょっと手頃なお値段のルビーは、赤というよりはピンクに近い色をしてます。
つまり、クロムが少ないってこと?🤔
ところで、ここで気になるのが、【ピンクサファイア】という宝石の存在。
これはサファイアとしてはクロムの含有量が多く、サファイアだけど赤系の色がついちゃったって代物です。
だけど、ここで気になることがありまして…。
ピンクサファイアも薄めのルビーも、要するにクロムをそこそこ含むコランダム。つまり、成分的にはほぼ同じ。
なら、薄めのルビーとピンクサファイアって、同じものなんじゃない!?
という訳で、調べてみましたら…。それらしい答が見つかりました。
上記サイトによると…。
混入する不純物によって、コランダムはいろいろな色になり、赤と青以外は【ファンシーカラーサファイア】と呼ばれる。
クロムの含有率が0.5~1%ならルビー、0.1~0.5%ならピンクサファイア。
ということみたいですが…。
『色合い、明度、彩度を考慮して決定されるが、各鑑別機関によって判定基準が異なる』というのが実情らしく…
「ルビーとピンクサファイアの明確な色の線引きというものは存在しない」
らしいです😅
え? 結構、曖昧なの?🤔
そうなると、市場価値が『ルビー > ピンクサファイア』ってことを考慮すると、まさか…
・高い値段を付けたかったら、薄いルビーと言う。
・手頃な価格にしたかったら、ピンクサファイアと言う。
なんて、こともあり得る!?
まあ、私は宝石商じゃないから、この辺の実情はわかりかねます😖
ですけど、
「ルビーのルースをソーティングに出したらピンクサファイアだった……」
という話も、宝石関係あるあるでありまして…😵
でもですよ!
何を綺麗と感じるかは、人それぞれですからね!
その宝石にいくら払うかも、買い手次第です!
その宝石を薄いルビーと呼ぼうがピンクサファイアと呼ぼうが、買い手が気に入ればそれでOK!
そう思いましょう!
という方向で、今回は締めくくりと致します🙇♀️
こちらはオパールの記事!
Keiさんがお持ちの宝石です😆
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