女王まりかのつれづれぐさ/第四十四回;二酸化炭素の何が悪い?
どーもー⭐️ 女王まりかです😆
前回、打ち水について語りましたけど、今回は温暖化つながりで二酸化炭素について話していきます。
第四十四回;二酸化炭素の何が悪い?
温室効果ガスである二酸化炭素を削減しなければならない!
それが地球温暖化の対策法だ!
よく聞く話ですが、一体どれくらい理解されてますか?
という訳で、例によって知識ひけらかしをしていきます😝
1, 温室効果ガスとは?
簡単に言えば『熱を蓄える性質のある気体』です。
二酸化炭素以外にも温室効果ガスは存在し、代表例として水蒸気やメタンなどが挙げられます。
これらの気体、実は地球には必要な気体です。
だって温室効果ガスが全く無かったら、いくら太陽光が当たっても、地球が全く温まりませんから💦
だけど、増えすぎたら暑くなり過ぎて、いろいろ困るという話です😵
これについては、下のイラストも参考にしてください🙇♀️
2.何故、二酸化炭素だけ悪く言われる?
温室効果ガスは二酸化炭素以外にも存在します。それらが多くなりすぎて、気温が上がりまくっている事実は確かに問題ですが…😖
なんか、二酸化炭素削減しか言ってないと思いません?
水蒸気やメタンだって温室効果ガスなのに、あたかも『温室効果ガスは二酸化炭素だけ!』みたいに騒ぎ立てて。
理由はいろいろあるんですが、今回はこの話に絞ります。
二酸化炭素だけが悪者にされてる理由。その一つは…😨
二酸化炭素が一番、大気中に残りやすいから😱
どういう意味か?
水蒸気、メタンと比べて説明していきます。
2―1.水蒸気と比べて
地球くらいの環境なら、水は自在に状態変化しまくりますね。と言うか、水(液体)の形が基本で、条件によっては氷(固体)や水蒸気(気体)に変化する…っていう感じですね。
つまり大気中の水蒸気は、すぐ水なり氷なりに変化するので、水蒸気の姿で長々と大気中に残ることはない!
対して二酸化炭素。
固体のドライアイス、すぐに気化しますし、そもそも液体状態の二酸化炭素を見たことある人、ごく少数しか居ませんよね?
このことから、二酸化炭素は地球のような環境下では、液体や固体になりにくく、気体のまま大気中に残ってしまうことが解ると思います。
2―2.メタンと比べて
メタンは天然ガスとして産出され、燃料として有効利用されています。
石油や石炭と並び、化石燃料と総称される物質の一つですね😃
つまりメタンは、地下から吹き出してくる気体? これも、液体や固体にはなりにくい気がするけど…。
と思った貴方に。
先の化学式の通り、メタンは燃やしたら、二酸化炭素になります。と言うかメタン以外でも、炭素を含む物質は基本的に燃やしたら二酸化炭素が発生します。
そう。
炭素を含む物質を燃やしたら、基本的に二酸化炭素になるんです😲
何故?
二酸化炭素が安定した物質だから!
物質は原則として、安定した物質になろうとします。だから炭素を含む物質は、二酸化炭素になろうとする。
そして、安定した物質が他の物質に変化することは、滅多にありません。
実際問題、二酸化炭素を他の物質に変化させる反応は、植物でお馴染みの光合成と、一部の細菌にしかできない化学合成くらいしか、私は知りません。
まとめますと…。
二酸化炭素は液体や固体になりにくく、他の物質にも変化しにくい。
だから長い間、気体のまま大気中に残ってしまう。これが水蒸気やメタンとの決定的な差なのです😥
3.メタネーション
最近、いろんなガス会社が研究を進めてる技術です。
要するに、
化石燃料を燃やして生じた二酸化炭素を、メタンに戻す!
という技術です。
これなら化石燃料の消費も減らせるし、二酸化炭素がこれ以上増えるのも防げそう😁
なんですけど…😖
これ、簡単な話ではありません😥
先も説明しました通り、二酸化炭素は安定した物質で、他の物質に変わりにくいんです。
その変わりにくい二酸化炭素をメタンに変えるのは至難の技!
エネルギー消費がもの凄い上に、かなり頑丈な設備が必要らしく…😖
実用化されたら、ガス代が従来の5倍になる! なんてことにも、なりそうです😱
だけど、それで二酸化炭素の削減に繋がるなら、やる価値はあるのかな?
悩ましいところです😥
4.終わりに
まとめます。
温室効果ガスは地球に必要!
ゼロになると、地球は全く温まりませんから!
だけど、増えすぎたら問題!
二酸化炭素以外にも温室効果ガスはあるけど、二酸化炭素は他の温室効果ガスに比べて、気体のまま変化せずに残りやすい!
だから厄介!
二酸化炭素を他の物質に変化させるのは、至難の技!
まずは、そういう認識を持っておいて頂きたいかと思ってます🙇♀️
その他、二酸化炭素について詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事をご覧ください🙇♀️
最後までお読み頂き、ありがとうございます😆✨
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