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マスクが日常になった子供たちの世界とは

新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類に引き下げられ、マスクを外す人も街で見かけるようになりました。

しかし、依然として、生徒はマスクを着用している子が多いです。
思春期の子供たちにとって、素顔を見せないことが当たり前となっていた手前、急に素顔を見せることに抵抗があるということは想像に難くありません。
コロナウイルスがもたらした、このような側面も、子どもたちに大きな影響を及ぼしています。

ただ、素顔を隠す(直接的な意味でも比喩的な意味でも)ことは、成長においてやっかいなことだと思います。
自分を開放できていけなくなると、本当の自分は受け入れてもらえない、という屈折した考え方になっていく恐れがあります。

この考え方になると、他者を取り入れていけなくなることにつながると思うのです。

自己受容と他者信頼は、表と裏の関係です。
まずは、自分のありのままを受容して、他者と関わっていくというのが人間関係の基本です。

子供たちには、ありのままの自分を受け入れる体験をしてほしいのです。

外せる子どもからマスクを外していって、マスクのない日常が、子どもたちの中でもぜひスタンダードになるといいですね。


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