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(80)肉体は借りもの

「心」と「肉体」は一体ではない

私が2〜3歳ごろだろうか?
妹は3歳歳下。記憶の最初に妹はまだ誕生していなかった。

鏡に映った自分の姿を見て
「なぜ私は他人になることはできないのだろうか?
あの人の心の中に入りたい、
あの人になりたい、と思っても
なぜ"心"は移動することができないのだろう?
私は一生この鏡に映っている人にしかなれないんだ…。」

私の記憶はここから始まる。
自分は他人になることができないという事実は、
2〜3歳の私にとって非常にショックなことだった。

「肉体」と「魂」とは
初めから合致しているものではなく、
「肉体」が先にあって、
「私」という「魂」が、後から「今生で与えられた肉体」に入っていくことを物心をついたころからなんとなく感じていた。

・・・・・
20年に近く「気功施術」をしていて不思議に思うことがたびたびあった。
「心」の中では、その問題はとっくの昔に解決し、その「ストレス」からも解放されているにもかかわらず「肉体」には時間がズレて病気症状や肉体の痛みなどを起こしてくる。今までの施術の経験ではその理由が3年〜5年前まで遡るケースが一番多かった。

「心」と「肉体」が一体ならば、このズレの誤差(タイムラグ)はもっと短いように思うからだ。「肉体」が「心」の状態を感じ取るにはかなり時間がかかる。

私が「肉体は借りもの」と思う所以だ。

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