(70)「人」という字は二人ではない
「人」は人間の横向きの姿
前々から違和感があった。
まことしやかに「人」という字は二人が支えあっているという説に。
そもそも寄りかかる発想は相手に負担をかけてしまうので、その考え方が私は好きじゃない。
「人」の漢字の由来は「人」の横向きの姿。
人間の進化の途中に似ていますよね。
「人」は二人ではありません。一人の姿。
アドラーの「幸福になる勇気」の中に「愛」について書いてある。
結婚する際、たとえば
結婚したら夫が働いて養ってくれるから「私は働かなくていい」→ 楽チン
結婚したら妻が家のことはやるから「洗濯・掃除・料理を僕はやらなくていい」→楽チン
こういう打算的な「楽(らく)」を求める気持ちがちょっとでもあったら「相手を愛している」わけじゃない、楽(らく)したいから一緒にいるだけと書いてある。
こっちの思考なら「人」は支え合う意味になって、しかも上になりたい思考ですよね。