放送大学で学んだこと〜女子の生き様〜
私は大卒資格を取得するために放送大学で学習していた。専門学校を卒業しているので、3年次からのスタートだった。
卒業するのに5年半かかった。卒業するための単位の取り方を間違っていたので、これだけかかってしまった。
放送授業の他にスクーリングがあり、いろいろな年代の方とお話しする機会があった。特に私が面白かったことをご紹介しようと思う。
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60代の看護師の女性と心理学の授業のスクーリングで一緒になった。その女性が日本の歴史の授業でのスクーリングを受けたときのお話を聴いた。歴史の授業ではその女性が一番若手で、最高齢は80代の方が授業に参加されていた。講師の先生より、その80代のご高齢の方のほうが歴史に詳しかったとか、それを聴いてちょっと笑ってしまった。
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スクーリングでCGを作成する講座があった。面白そうなので講座を申し込んだ。
スクーリング当日、授業を受けるため、指定された大学の構内を歩いていると、前方におじいさんが一人歩いていた。
どうやら私と同じ場所に向かっているようなので、同じ講座を受けにきたのだろう。
おじいさんでもCGに興味があるんだなと思った。教室にはもう一人おじいさんがいて驚いた。
私は、そのおじいさんの近くの席に座ってしまった。
おじいさんはやっぱりご高齢のため、CGの技術は難しく、アシスタントの大学生を捕まえて教えてもらっていた。
私も自分で勝手にどんどんとCGを作っていたら、なんか変な形になり、私とそのおじいさんでアシスタントの大学生を捕まえて、話を聞きまくっていた。
迷惑な生徒だったかもしれない。
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看護師の方がキャリアアップのために放送大学で勉強していることが多かった。
日々、患者と向き合い、時には看取りを行っているので、演劇療法の授業で、看取る時の心境などを勉強したいと言っていた。
私は「重いよ」って思ってしまった。2日間でやる内容じゃないよと思ってしまった。
後に、社会福祉士の資格取得のために受けたスクーリングで、看取り、死についての授業があった。ここは医療と繋がっているなと思った。
向学心のある看護師の方々にソーシャルワーク的な知識もある程度学んでいただけると日本の医療は、もっと向上するかもしれないなと思った。
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放送大学で学んでいるとき、私は30代だった。スクーリングでは、私より上の年代の方たちが多く学びにきていた。私は若手の方だったので、年上の方にいろいろやってもらうのは申し訳ない気持ちになり、私がリーダーを務めたり、仕切ることが多かった。
そして、私より年下の人たちが平気で単位を落としているのを見て、少し呆れた。
自分のお金で勉強していないんだろうねと思った。
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認定心理士を取得するために統計学の授業を受けた。
統計学の授業で、計算式を見たがさっぱりわからなかった。
一部の人たちが電卓を勢いよく叩き出すの見て、焦った。
しかし、統計学のおじいちゃん先生が「答えは曖昧な数字ではなく、単純明快な数字で表される」と言ったので、それを逆算して計算したら、私にもわかった。
三分の一の人が計算機の手を止めていた。どうやら理解することを諦めていたようだった。
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大人になってから受ける試験は緊張して、手が震えて困った。
どうにか学士と認定心理士の資格を取得できた。
私も晴れて大卒になったので、社会福祉士の受験資格を取得できた。放送大学からさらに2年間、通信で学んで社会福祉士資格を取得した。
大卒になると受験資格を取得できる資格も増えるので、最後まで読んでくださったみなさんのご参考になったら嬉しいなと思う。
↓こちらでも記事を書いています。興味のある方は読んでみてください。
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