『そこに光が降りてくる』青木野枝/三嶋りつ惠 ( 東京都庭園美術館 2月16日迄)
『そこに光が降りてくる』展へ。終わり間近になる前に行けてよかった。平日なのに、結構な来場者だった。
青木野枝さんの作品は5年ほど前の府中の森美術館での展覧会を見て以来。三嶋りつ惠さんの作品は初めて。
今まで色々な展覧会へ足を運んだが、今回の企画は、季節、会場、二人展というのが、とてもよく調和していてお互いを引き立てていた。
鉄とガラス、というどちらも硬質な素材を使い、あたたかく、穏やかで、強く、やさしい。『そこに光が降りてくる』と華やかさ、清々しさ、懐かしさ、神々しさ・・など、見ている私の感覚が静かに広がっていく。
一つ一つの作品の見事さに心はずむが、同時にそのそばに一緒に居たくなる愛おしさを感じさせる作品たち。簡単には展示できないものも多いので、お時間のある方はぜひ。
会期は2月16日まで。
*表題の写真は浴室に置かれた青木野枝さんの石けんの作品