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おいおい日記 調味料が捨てられない

 かつて実家の片付けをしていた時、台所のシンクの下に、大きいボトルの古くなった調味料を数本見つけた。未開封の買い置きだった。下水に流すのもどうかと思われ、庭に穴を掘って流して処分した。母愛用の化粧水の買い置き7本は、2本残して親戚に配った。・・7本はどう考えても多くない?

 食品はもちろんのこと、化粧品もサプリも薬も、消費期限がある。戦前、戦中、戦後と親の世代は物が少なかった。だから賞味期限、消費期限に頓着がないのかもしれない。

 一度身につけた「物」に対する態度を改めるのは難しい。親世代ほどではないが、私にも似たところはある。たまにしか使わない調味料を期限切れで捨てる時、ねばって1年半くらい冷蔵庫の肥やしにしてしまう。

 少しくらい高くてもいいから、たまにしか使わない調味料は小さくして売ってほしいと思いながら渋々捨てる。でも商売になるサイズがあるから、しかたがない。

 今はたくさの物に囲まれて暮らしているが、あと1000年もしたらいろんな資源が枯渇し「21世紀の人類は資源を無駄遣いしていた」と酷評されるのかもしれない。あるいは未知の物質が見つかり、全く違う「物」の世界が出現するのかもしれない。私はもちろん、今現在地球上にいる人間全部生きていないけど、なんだか面白そうだ。
 
(今日も一日、小さくがんばる🍀)

 

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