【随筆】#2 会社への不適合と苦しみ
皆さん、こんばんは。今回も記事を読んで頂き、ありがとうございます。
今回は、前回の投稿「#1 鬱、休職、そして狂気」の続きを書き下ろしたいと思います。
先述の通り、失業を目前とした僕は「この世を去りたい」とまで思い詰めるような、極めて”危険な”精神状態に陥っていました。
そのような僕を思いとどまらせ、救ってくれたのは母の言葉でした;
あれから約2週間、僕は抑うつ状態のなかで自問自答し続けました;
「何故、これほどにも”生きづらい”のか?」
「自分の好きなこと、楽しいこと、やりたかったことって何だっけ?」
大学院を卒業後、「会社員」になった僕は精神疾患を発症、その後は失業、転職、再発という、”地獄のような悪循環”を5年もの間続けました。
その苦しみのなかで、度々本質的な問いが僕の頭を悩ませていました;
「自分には、”会社員”として労働することが向いていないのではないか?」
「この先の人生も、先の見えない”会社への適合訓練”を続けるのか?」
自分と同じ悩みを抱える人はいるのか。或いは過去にもいたのか。
そして、その悩みを克服した人は、いかに人生を送ってきたのか。
何かヒントを得るべく伝記や経営史の本を読み漁る過程で、ひと際僕の心を打ったのは、ケンタッキーを創業したカーネルサンダースの人生でした;
次回に続く