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#02 思い込みのフタを取り除く、ということ

こんにちは、オクノと申します。

普段は民間企業で人事職に従事しておりますが、今年6月、「スポーツメンタルコーチ」という資格を取得しました。

前回のブログでは一般的なコーチングとティーチングの違いについてお伝えいたしました。本日はスポーツメンタルコーチの重要な仕事の一つである、「思い込みのフタを取り除く」ということについてお伝えします。

(少し振り返り)スポーツメンタルコーチの役割と仕事内容について

前回も少し触れましたが、スポーツメンタルコーチングの一番の目的(=存在意義)としては、「選手が目指す目標へ導く為にメンタル面からパフォーマンスを支える」ということになります。

本人が描く夢や目標をお伺いし、そのために伸ばしていくべきメンタリティ(目標となる人物像と現在地との差)をご本人の答えとして導き出し、そのゴールに向けて、サポートをしていく形です。

現在地から目標に向けて、あとはそれに相応しいメンタルを意識しながら身につけていくだけなのですが、その道を阻むものがあります。それが「思い込みのフタ」です。

思い込みが可能性にフタをする

ワクワクする夢や目標に向けて歩み出していく。順風満帆に進めることができれば最短距離でそれを達成することができますが、恐らくそういった方はごく少数なのではないでしょうか。

これはスポーツに限った話ではないと思うのですが、仕事や勉強などでも、何かによって目標を阻む困難や壁にぶつかることがあるかと思います。そういった時に「やっぱり自分はダメだ」「努力しても報われない」「才能がない」など、ネガティブな気持ちが生まれ、ゴールへの推進力が失われます。これが「思い込みのフタ」です。

日本スポーツメンタルコーチ協会HPより

選手自身が思い込みをすることもあれば、ご家族や友人、指導者の方など、周りの方の思い込みによって選手自身の可能性に無意識にフタをしてしまっているのです。

また影響力は小さいかもしれませんが、一スポーツファンの方の思い込みが選手に影響する可能性も0ではないと思います。よくある事例として…

  • ◯◯は終わっている(使えない)

  • ベストメンバーじゃないから予選通過は厳しい

  • ◯◯はトラックだけでロードは弱い

といったコメントを目にされること、ないでしょうか?もちろんそれを発奮材料にして、パフォーマンスを発揮できる選手もいると思いますが、皆が皆、そうではないのではないでしょうか。

言葉が持つ力の大きさは、発言者本人が想定していたよりも大きく、思いもよらない形で、選手本人の活動にブレーキをかけ、目標に向かって進もうとするやる気を削いでしまうことへと繋がりかねません。

今回の資格講座での学びを通じて、私自身もSNSでの表現方法には気をつけるようになりました。できる限り感情(特にネガティブなもの)を排除し、思い込みによるコメントもしないように気をつけています。

ましてやご家族や指導者の方など、心理的にも物理的にも選手に近いほど、言葉がダイレクトに伝わり、影響力が大きくなりますので、言葉選びは慎重にしていただきたい、と切に願います。

思い込みのフタを取り除く

このような思い込みのフタを取り除き、選手の可能性を最大限に発揮できるようにするお手伝いをスポーツメンタルコーチは行っています。少し違った表現をするならば、自己効力感(目標を達成するために必要な能力を自分自身に備えていると認識している状態)を高め、目標達成に向けてブレーキをアクセルに踏みかえるお手伝いをしています。

どのようなアプローチでフタを取り除くかについては、具体的にこの場でお伝えすることはできませんが、主に心理学や脳科学に基づいた多方面からのアプローチになります。

もし自分に自信が持てていない方、自分に課した目標に半信半疑な方、周りの声に過剰に反応してしまう方など、いらっしゃいましたら、もしよろしければ一度お話を聞かせていただければと思います。


以下は告知です。
スポーツメンタルコーチングを受けていただける方を募集いたします。

  • 対象:陸上競技を取り組んでいる学生の方(中学生以上を想定)

  • 定員:3名

  • 内容:3~4週間に1回のカウンセリング(1回あたり60分程度)

  • 面談方法:原則オンライン

  • 費用:無料

このような方に是非コーチングを受けていただきたいです

  • 競技に対してわくわく取り組めていない方

  • 本気で競技に取り組んでいるけど記録を伸ばすことができていない方

  • 一人で抱え込んでしまい、ネガティブな思考に陥りがちな方

これからも協会主催の勉強会には積極的に参加し、知識をアップデートしながら1人でも多くの選手の方に還元していければと考えております。

もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、noteの「クリエイターへのお問い合わせ」かX(@iam09no)のDMまでご連絡をいただけますと幸いです。すぐにコーチングを始めるのではなく、まずはご挨拶も兼ねて、オンラインでお話させていただく時間を設けさせていただければと考えております。

皆さまからのご連絡をお待ちしております!!

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