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【八重山 三日目①】バンナを探勝 牛そばと鍾乳洞に潜る

三日目はすこし長いので①と②で区切ります。


■地元民ご用達のローカル食堂で牛そば

今回の旅は全日程ほぼ快晴。

この日も朝からグングン気温が上がって日差しも鋭い。

朝の散歩がてら離島ターミナル周辺をウロつき「さて今日は何をしようか…」と相変わらずノープラン。

島の英雄カンムリワシも祝福する快晴っぷり

ホテルに戻ると軒先に東京でもよく見かける赤い電動チャリのレンタサイクルがあり、ちょっとこれを乗り回してみようとかと。

その場でアプリをDLして早速借りてみる。

あ、なかなかいいかも。

レンタカーを借りるほどでもないし、原付バイクもちょっとな…という時にはちょうど良い乗り物だ。

なんで今まで見過ごしてきたんだろう。。

やっぱりこういう島ローカルの店は落ち着く

しっかり電動が効くので坂道も案外ラクに登っていける。

ということで、バンナ公園の方まで遠乗り。
せっかくだから石垣旅のド定番の一つでもある石垣鍾乳洞でも見て来よう。

でも、その前に腹ごしらえ。

この一休はヤギ汁などの山羊料理で有名な食堂で、昼時は作業着姿の地元のガテンな男たちで混み合う店だ。

けれど、やはりここも観光客が増えたようで客層の割合はガテン(6):観光(4)といった割合。

平日なのに満席。
台紙に名前を書いて待たされたのには驚いた。

ちょいちょい値上がりはしてるけど、島民の味方の価格設定
牛そばを出す店は島内に多いけどここのはクラシカルで武骨でそれが良い

ヤギは何度も食べているので今回は牛そばにした。

ガツンと濃いスープに大ぶりにカットされた牛肉がゴロゴロと入っている。
肉のほかにも中身(臓物)も入っていて、ワイルドな島の味だ。

これがまた旨い。

かなり塩気も強いので普段ならスープは残すところだが、なにぶん島は暑いので常に汗だらだら。

塩分チャージ的にごくごく飲んでしまう…そういう意味では危険なのだ。

こちらは牛汁定食で味の濃いスープでごはんがばくばく進んでしまう

■一度は行ってみようぜ石垣島鍾乳洞

石垣島鍾乳洞は一休食堂からすぐの場所にある。

幹線道路から一本外れて小路を進むのだけど、その小路というのが農道のような荒れた道。
また道端には産廃が積み上げられており「おいおい、こんな所に観光名所があるんかいな」と不安になってくる。

でも、しばらくすると竜宮城のようなアヤシイ入り口が見えてくる。

なんだか平成初期のラブホテルのようなセンスが漂う。

バブル期の“ハコモノ”的なセンスが残るちょっとシュールな外観

受付のオバチャンにお金を払って、いざ鍾乳洞に入場する。

付近一帯に漂う雰囲気はアヤシサ満載であはあるが、本丸の鍾乳洞は日本でも有数の規模を誇る立派なもので、一見の価値はある施設だ。

本来全長3.2kmあるうち、約660mが公開されているのだが、それでもかなりのスケールだ。

奇妙な造形をした鍾乳石の数々はほんとうに神秘的なのだが、鍾乳洞内は常にスピーカーから案内音声が鳴り響いており、それがちょっとしつこくて幻滅してしまう。
道を外れて迷子にならないための配慮ではあるんだろうけれど、もう少し静寂があっても良い気がする。

外気とは裏腹に鍾乳洞はヒンヤリ…と言いたいところだが、けっこう湿度が高くて快適ということはない。

ドラクエの洞窟ダンジョンをリアルに再現するとこんな感じなのかな
鍾乳石の神秘的な造形…でも写真だと伝わりにくい

石垣島鍾乳洞に限った話ではないけれど、見物中はテンションあがってカシャカシャ写真を撮るのだけど、後々になって写真を見返すと、どれも同じような感じでつまらない。

早い話が“映えない”のだ。

やはり鍾乳洞は目と耳と鼻と肌感じゃないと魅力がわからない。

30分ほどの見学コースを終えて併設のお土産処兼休憩所で一休み。

客の誰かが男子便所を詰まらせたようで、若い女性職員がビビりながら対応に追われていた。
なんだか平和な空間だった。

暑い外からホテルの部屋に帰って冷たいビールと島魚は控えめに言って最高

そんなこんなでホテルに戻って昼下がりのビール。

アテは帰りに寄り道した『石垣島水産』で買った生マグロとカジキの刺身。

やはり石垣島の魚は旨い。幸せ。

オリオンビールでクールダウンしての昼寝…。

(三日目②に続く)

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