【俳句】秋の蝶/四句
🦋青空の雲に溶け込む秋の蝶
蝶も種類によって様々な形で冬越しをします。
秋も終わりになると羽もボロボロ、40%は失った状態でも
子孫を残す為に産卵を繰り返し、最期は地に落ちて消えて逝きます。
🦋秋蝶や付かず離れず縺れ飛ぶ
色褪せてボロボ蝶に成リながらも産卵します。幼虫に成った子は
大急ぎで食草をせっせと食べ晩秋には時間を掛けて蛹に変身します。
でもね、漸く蛹に成っても「あぁ~無情」小鳥がちょいと啄んで
胃袋に入れてしまいます。
又、アゲハチョウには[ヤドリバエ]や[コマユバチ]などの
寄生蝿や寄生蜂が何種類かいますので、蝶の飼育をして
蝶に成るのを楽しみにしていても成虫の蝶が現れずに蜂や蝿が
出てきてガッカリしますね。折角、頑張って産卵しましたのにね。😭
🦋秋蝶や長の眠りに就きにけり
そして、蝶も永遠の眠りに就く個体もあれば
成虫のまま葉陰に留まり仮死状態で越冬する個体、
蛹で翌年の春まで半年の眠り、幼虫や卵で越冬もします。
その間に、運命が分かれます。
小鳥と言う天敵の冬場の貴重なタンパク源ですから。
四十雀などにかかれば、どんな所からでも探し出して食べます。
でも、必ず目溢しが有るのですね。翌年の春には、夏型より
小ぶりな春型の蝶が視られます。そして命は繋がれて行きます。
🦋草陰に蝶弔いて冬隣
🎦御存知かも知れませんが、蝶の映画を御紹介しましょう。
私の好きな映画です「【天国の青い蝶】~真実の物語」