ねこの絵本感想文
今日はテストの印刷も終わったし、わたしの科目の考査自体はまだ数日先だし、家族は普通に学校だし、ちょっと一息の日なので、珍しく連日投稿しようかな、と。
昨日、学校帰りに、靴下を買いに、本屋さんへ行きました。
学校から一番近い、靴下を売っている場所は、本屋さんだからです。
靴下を3足手に取って、やれやれ、これで、今年も温かい足下で冬の授業を乗り切れる、ちょっと店内を覗いていきましょう、と、ぐるりと一周していると。
目立つところに、目立つように平積みされた絵本の、目立つ配色の表紙の、うるおいある緑の猫の目と、目が合いました。
ああ、この猫の目の、命ある感じ、意思ある感じ、不敵な感じ……
というわけで、靴下と一緒に、偶然目が合った町田尚子さんの新しい絵本『どすこいみいちゃんパンやさん』、とある少女のために買って帰ったのでありました。
もしかして、猫が好きな人なら、または、絵本を読む年代のお子さんがいらっしゃる方なら、知っているかもしれませんが、ごく簡単に言うと、町田尚子さんは猫の絵本で有名な(それ以外の絵本もちゃんとあるけど)かたです。
絵本の話なんて、大人は興味ないかもしれませんが、このかたの絵本は、なんか、違うのです。猫の絵が、とてもすごいんです。でも、絵だけじゃなくて、話のつくられ方も、なるほど!というような、猫らしさなんです。
絶賛!
★ ☆ ★
家に帰り、さっそく開いてみるわたし。
(でも、猫が
なんで、「どすこい(=相撲)」で、
なんで、「パンやさん」なんだろう?)
表紙を開いて、1ページ目を見つめます。
こういう顔の猫って、いるよね~。
どーんとしてて、ぶちょっとしてて、強いような、のどかなような。
これを、例えるなら…………あ、そうか、なるほど、それでか!
次は、2ページ目。
あ~~~~。これ、猫はすごく一生懸命やるよね~。
何かに憑かれたようにやりますね~。
確かに!このしぐさは、パン屋さんに最適ですね。
わたしも軒下猫にやられるけど、わたしの感触もこんな感触なのかな?
次は、3ページ目。
この、猫のお尻から足の感じ、人間には無い曲がり方の感じ。
確かにそう言われれば、土俵にしゃがんだときの形に 似てる。
次は、4ページ目。
そうそう、
猫って、無駄に(?)慎重だったり、神妙だったり、するなあ。
前足の先とか、子猫とかを、妙に神妙な顔で舐めまくったり。
次は、5ページ目。
そうそう、 猫のアレのときの口はものすごい。
次は、6ページ目。
そうそう、猫って結構かわいいだけじゃないのよ。強そうなのよ。
次は、7ページ目。
そうそう、子猫の喧嘩遊び。こんなふうにアレを後ろに伏せるよね。
次は、8ページ目、9ページ目。
わー、子猫の体の不安になるくらいの軽さよ!腕やしっぽの細さよ!
ついでにヒトの幼児も思い出す……
次は、10ページ目。
えっ! 猫、それ食べますか? でも、まあ、一安心。ふわふわ。
次は、11ページ目。
猫、人のように喜ぶ。
次は、12ページ目。
猫の口って、基本が笑顔ですよね。
猫らしく人っぽい表情……上手い。
次は、13ページ目。
失礼ながら、とある少女が、座っているわたしを
至近距離から見下ろす表情そっくり!
次は、14ページ目。
おー、いい顔!!
次は、15ページ目。
うん、たしかに、猫はおすもうさんで、パンやさんです。
間違いない!!
何回でも見たくなる絵本。
とある少女の定位置付近に置いておこう。
ランドセルを置きながら、何か言うかな?
スルーされるかな?
わたしのおすすめは、2ページ目。
これをしながら、猫ってこういう、
何食わないような、妙な表情しますよね?
なんて、絵本を言葉で表現されても分からないですよね~