材料の発注精度と機会損失
たまに起きてしまう材料が足りなくて、お菓子が作れないことについてお話しします
予想以上にお菓子が売れて、材料不足で作れず、せっかく売れるタイミングだったのに・・・
ということがたまにあります
どのくらい売れるかを100%の精度で把握して、材料を仕入れておくことは難しいです
しかし、売れる機会損失はとても歯がゆい気持ちになります
お菓子の材料は、日持ちの短いもの、保管場所の関係でどうしても理想の発注ができないこともあります
また、送料を考えるとできるだけ頻度は減らしたいものです
当店では、メインの材料である「小麦粉」「バター」「砂糖」は多めの在庫を心掛けています(日持ちもするので)
特にバターは個数制限がかかる場合もあるので、買える時に確保しています
発注が難しい材料は、特に季節商品が多いです
現在の季節材料は、さつまいも、栗、かぼちゃなどがあります
販売としては、季節限定や期間限定にしているので、無くなったら終わり前提で販売しています
しかし、悩みどころは限定にすると想定以上に売れてしまい、予測よりも早く終わってしまい、お客様から問い合わせが入ることもあります
要望があると売れるならと思い、追加で材料を確保することはよくあります
業務用材料は最低でも1Kg単位なので、小規模のお菓子屋にとっては結構大きな単位になります
そして、材料を追加して、届いて、仕込みをして、となると1週間ほどかかります
満を持して、再度販売開始します!!!と始めると、待っていたお客様が購入してくださって、追加で材料を仕入れてよかったと思うこともあれば、
売れるタイミングを逃すと、せっかく材料確保したのに売れないこともあります
まとめると季節の材料は、始まる前に自分自身で決めた販売個数をもとに材料を発注して、その数量が売れて完売したら、お客様からの声があっても、追加で材料確保はしない方が良いと個人的には感じます
目標を達成した時点で合格点なので、それ以上は望むことなく、自分自身に「この季節商品は想定内でよく売れた、よくやった」と思うことにしています
追加で発注して、売れずに材料を余らしてしまうことの方がショックが大きいです
ちなにみ、食品会社時代からの経験上、お客様から要望があり、また買いたかったと思っていただく方が、リピーターに繋がり、来年また販売したときに買ってもらえる可能性が高くなります
心理的な何かの要素が働くのだと思います
最後に・・・・
当店の材料は主に「オーダリー」で発注しています
月額サービス料(1,680円くらい)はかかりますが、送料は無料で材料自体も他の業者よりも安く感じます
発注精度が難しい中でも、頻繁に送料を気にせず発注できるので助かっています
小さなお菓子屋さんで同じ想いの方に役立っていただけたら嬉しいです
また、「こんな方法があるよ」といったアイデアがあれば、コメントいただけると助かります