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ランニングとランニングシューズと人生について
12月1日にフルマラソンを走った後は、ランニングの頻度も距離も減らしてのんびり過ごしている。
この10日間で走ったのは3回。
いずれも7.5km。
今年参加したマラソン大会(10km2回、ハーフ1回、30km1回、フル1回)を振り返ると、現在の自分の体力では届かない目標タイムを掲げてけっこう無理したなと思う。
noteで力強く宣言したのにことごとく達成できず、お恥ずかしい限りである。
それを踏まえて来年は自分への期待値を下げて、マラソン大会に出るとしても10kmか、せいぜいハーフまでにしておこうと思ったりしたけれど、やはり来年も引き続き今年と同じぐらいかそれ以上に頑張ることにした。
今月は1年の締めくくり、クールダウンの時期としてゆるゆる走り、年明けからまた復活する予定である。
◆◆◆
ランニングとはなんと不思議な力をくれるものだろうと、つくづく思う。
走るという行為自体は何も語らない。
走る私に向かって、
「走ればうつ病が良くなるよ」
とも、
「走り続けていれば健康でいられる」
とも言わない。
ランニングはただ静かに私を見守ってくれている。
その沈黙から湧き出る微かな温かみが私を包み、やがてなんだかちょっといい場所にふわっと連れて行ってくれる。
ランニングはまさにセラピーである。
◆◆◆
シューズについた黒ずみ。
![](https://assets.st-note.com/img/1733920749-SnHa4qc6X1ApoP83dCDGsxVg.jpg?width=1200)
購入してからわりとすぐについてしまった。
専用クリーナーで磨いても、水洗いしても落ちない。
あちこち探してようやく気に入って買ったナイキのシューズ。
気づいてしばらくは落胆したけれど、汚れもしみも傷もない状態であり続けたいなんて、世の中そんなに都合良くいかないのだと思い直して、日々履き続けている。
どんなに洗ってもとれない汚れがついてしまう。
それもまた人生の現実だ。
汚れの存在を意識しながら、嫌でもなんでも生きていかなければならない。
でも、あまり期待せずに淡々と手入れを続けたら、気づけば汚れがほんの少しだけ薄くなっているかもしれない。
もしくは汚れ自体はそのままでも、それを眺めるこちらの心持ちが変わり、それもまた人生の一部として受け入れて生きていけるようになるかもしれない。
こつこつこつこつ走り続けていけば、もしかしたら人生なんとかなるかもね。
ランニングシューズがそんなふうに語りかけてくれているような気がする。
◆◆◆
今年も残すところあと3週間。
なんだかセンチメンタルな気分になって、ランニングとランニングシューズと人生についてとりとめもなく語ってみました。