見出し画像

1.1.1 料理を作る

料理は生きていくために必要なスキル


我が家では「料理」は必修科目です。男女関係なく、生きていくための基本のスキルです。食べることは死ぬまで続きますから。料理がある程度できるのと全くできないのでは、生涯にわたって生活の質が変わってくると思うのです。

我が家では「うちでは男も女も料理をします!」と宣言して、長男には1歳でピーラーを、二歳からは小ぶりの和包丁を持たせ、よく一緒に台所に立つようにしていました。さすがに次男が生まれてからはその時間は限られるようになりましたが、なるべく休日は子どもと台所仕事をするようにしています。また、ご飯を食べるときには、どんな材料を使っているか、どのように味付けしたかクイズを出したりして、作る工程(と苦労も!)を想像してもらうことも心がけています。

小3からは週一料理当番をさせる

小学校3年生からは、週一回、一人で夕飯の買い物、調理、後片付けまでを担当することも我が家のルールです。
長男は3年生の3学期から土曜日の夕飯担当となりました。作るメニューは作り手が自由に決めて構いません。ただし1000円程度の材料費で作るのがルールです。ある時焼きそばを作ろうと決めた長男。スーパーに麺を買いに行くといつもの3パック入りの焼きそばの蒸し麺がなかったそうです。それもそのはず。彼は乾麺のコーナーを探していたのです。ようやく店員さんに尋ねて、生めんコーナーにあるとわかったそうです。仕入れから担当すると、商品が置いてある場所、値段、いろんなことが勉強になります。

料理を任せるのは、親にとって、とても勇気がいることだと思います。ただ、「火と包丁は必ず保護者がいるときだけ」などの最低限の安全のためのルールをつくり、ある年齢になったら、本人に思い切ってすべて任せるのがポイントだと思います。いつまでもお手伝いでやっているのと、実際に1人で取り組んでみるのでは、真剣みが違いますからね。

レトルトカレーでも構わない

ある時長男は「今日は疲れてるから」と、レトルトカレーを人数分買ってきました。それでもOK。とにかく責任をもって一食担当することが大事だと考えています。
大人だって、忙しいときは、毎食手作りというわけにはいきません。
息子らには、具材を一種類だけ用意すれば出来上がるような即席料理の素の使い方や、冷凍食品を使った簡単なレシピも教えます。その方がずっと実践的だと思うからです。

レトルト食品や冷凍食品は上手に活用するべきだと思います。同時に、何を食べれば体によいのかを知り、食べ物を選び取る力、いわゆる「食選力」も自立するためには大切だと思っています。
レトルトカレーを選んだ日には、じゃあ、レトルトカレーに含まれる栄養と、逆に不足する栄養はなにかな?という話をすればよいし、それを次の食事で補うことを考えればよいのです。

料理教育は最高の投資

来年は次男も小学三年生。子どもたちに、週二回も料理を担当してもらえるなんて、最高!今からにやにやが止まらない私です。
世のママさん、パパさんたち、ぜひお子さんに料理を教えてください。よごされる、時間がかかる、逆に疲れる、、、全部わかります!
でもいつか最高に楽になるときがきますから!



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?