多職種連携について思うこと
多職種連携とは
こんにちは。
現役心理学生の いとく です。
今日は多職種連携について思うことを綴っていきます。
多職種連携とは
医師や看護師だけでなく医療や介護福祉に関わるさまざまな専門職種が互いの専門性を活かし、一つのチームとして地域に働きかけることをいいます。
地域の方々が必要とされるケアについて情報を共有し、解決すべき課題を見つけ、解決に向けてアプローチします。職種ごとにその専門性が活かせるよう業務を分担しつつ、多方面から包括的に地域の方々を支援します。
(引用:https://pharma.mynavi.jp/knowhow/workplace/multi-disciplinary/)
「多職種連携」という言葉の意味
これから心理専門職になる自分に向けて、
「多職種連携」の言葉に逃げるな。
多職種連携について、大学・大学院の授業では
「自分のできることとできないことを理解して、できることをきちんと遂行する。専門性を発揮する。できないことはできないと言います。」
という教育を受けた。
じゃあ自分のできることって何だろう。
なくね?
できるようになるのを待ってたらクライエントはどうなるの?
いつできるようになったって言えるの?
「できないことをできないと言う。」
それは本当に大事。一心理師ましてや初学者ができることは少ないかもしれない。
だけど、「できない」から「やらなくていい」のか?と言われたらそうではないと思う。
「できない」からできるようにするために自分の技能を磨くし、
「できない」からできるようにするために他の専門職の力を借りるのだと思う。
「できない」ことを丸投げするのが多職種連携ではないはず。
一歩間違えると無責任な職業人になる。
多職種連携とは、それは「あの職種がやることだよね」っていうことじゃない。
自分がやるよりももっとクライエントに良い影響が出るかもしれないと思えて初めて連携していくのではないだろうか。
むしろ、患者に悪影響が出るような心理師だとしたら、その職種だとしても誰が連携したいと思うだろう。
ただ話を聞いて傾聴しているだけで「心理師」ではないはず。
必要であれば、疾患の説明だって、歯磨きの仕方だって、片付けの方法だってなんだって徹底的に調べてやってやる。(名称独占業務はできない。これは確実に。)
その人の利益のために、今足りていないものがあるならなんだってやってやる。
そのくらいの気概をもって、心理師になりたいと思っている。
っていう人が、どれくらいいるんだろうね。