【フロイト防衛規制 診断チェックリスト】

フロイトの防衛機制 自己診断テスト

以下の質問について、最も当てはまるものを選んでください。
〇:よく当てはまる(2点)
△:少し当てはまる(1点)
×:当てはまらない(0点)

質問項目

【抑圧】

  1. 嫌な出来事があった後、その記憶が曖昧になっていることがある( )

  2. 辛かった経験について、詳細を思い出せないことがある( )

【否認】
3. 明らかな問題があっても「大丈夫」と思い込もうとする( )
4. 自分に都合の悪い現実を「気のせい」にしがちだ( )

【置き換え】
5. イライラが別の対象(物や人)にぶつかることがある( )
6. 仕事のストレスを、食べ過ぎや買い物で解消する( )

【投影】
7. 「きっと私のことを批判しているはず」と思いがちだ( )
8. 他人の行動に自分の感情を重ねて解釈する( )

【合理化】
9. 失敗を「良い経験になった」と言い換える( )
10. 望まない結果を「仕方なかった」と正当化する( )

【反動形成】
11. 内心では苦手な相手に、過度に親切に接する( )
12. 反発を感じる相手に、逆に熱心に協力する( )

【退行】
13. ストレス時に子供っぽい態度になることがある( )
14. 困難な状況で、誰かに甘えたくなる( )

【昇華】
15. 否定的な感情を創作や趣味に活かしている( )
16. マイナスな経験を建設的な活動に変換できる( )

採点方法

  1. 各質問の点数を記入(〇:2点、△:1点、×:0点)

  2. 各防衛機制ごとに2問の平均点を計算
    例)抑圧の平均点=(質問1の点数+質問2の点数)÷2

結果の見方

平均点の解釈:

  • 1.5-2.0:その防衛機制を強く使用する傾向

  • 0.5-1.4:中程度の使用傾向

  • 0.0-0.4:使用頻度は比較的低い

防衛機制の特徴

高得点の場合の傾向:

【抑圧】不快な記憶や感情を無意識的に押し込める傾向

【否認】現実の一部を認めたくない気持ちが強い傾向

【置き換え】感情の向け先を変えることで対処する傾向

【投影】自分の感情を他者に投げかけやすい傾向

【合理化】都合の悪いことを理由づけしやすい傾向

【反動形成】本心と反対の行動を取りやすい傾向

【退行】ストレス時に幼い対処法を取る傾向

【昇華】負の感情を建設的に転換できる傾向
(昇華が高得点なのは、むしろポジティブな傾向)

【自己採点表】
防衛機制  平均点
抑圧   (  )
否認   (  )
置き換え (  )
投影   (  )
合理化  (  )
反動形成 (  )
退行   (  )
昇華   (  )

注意:これは一般的な傾向を把握するための簡易的な自己診断テストです。専門的な診断ではありません。ご自身の理解を深めるためのツールとしてお使いください。

例にしているため、理解しやすい
4. 採点方法が単純で自己採点が容易
5. 結果の解釈がわかりやすい
6. テキストベースなので、簡単に共有できる

その他:

  1. 回答のコツ

  • あまり深く考えすぎず、第一印象で回答しましょう

  • ここ半年くらいの自分の傾向を思い出しながら回答

  • 「こうあるべき」ではなく「実際の自分」で回答

  1. 結果の活用法

  • 高得点の防衛機制が必ずしも「悪い」わけではない

  • 自己理解のきっかけとして活用

  • 必要に応じて、より建設的な対処法を考えるヒントに

このテストを通じて、自分の無意識の傾向に気づくきっかけになれば幸いです。

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