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私の推し蔵を紹介しようじゃないか

推し活といえばアイドルに対して使われることが多いと思うけれど、
推し活してる?と聞かれたときに私は
「蔵推しはしてます」なんて返答をしている。
そう、私にとっての推し活は日本酒への愛をとくとくと語りながら好きな蔵の日本酒を周りに勧めることなのです。

さて、この1年ほど日本酒にはまり、日本酒セミナーで勉強し、1人で角打ちを飲み歩くほどの私が、旅の途中に寄って楽しめる推し蔵を紹介します。

1.八戸酒造@青森県

八戸酒造といえば「陸奥八仙」「陸奥男山」
訪問したのが数年前になるのですが、私の酒蔵巡りデビュー戦となりました。
ちなみにこの酒造は1774年から酒造りをしているという老舗中の老舗。
到着した時駒井??となったのですが、初代創業者のお名前が駒井さんでした。

昔ながらの趣のある建屋

さて、到着して早速白衣のような白い上着をお借りし、頭にも布を被ります。(昔の給食当番を思い出す風貌だった)

私が行ったのは10月の終わりでちょうど日本酒の仕込みをしているところ。
日本酒の甘く優しい香りが漂う中、施設な中を案内してもらえます。

実際のお部屋や機械なども見せてもらいながら日本酒作りを教わっていくのですが、当時は仕込み途中の樽の中なども見せてもらえました。

ふわふわもこもこ!

日本酒作りの工程に合わせて様々な部屋があり、これだけ手間のかかるお酒なのかとそこで初めて知りました。
そうやってお酒作りを聞いた後待っていたのは八仙シリーズの試飲オンパレード!

並ぶと圧巻ですね

フルーティーなものから辛口目のスッキリした味わいまであり、その違いに驚くとともに、違いはあれどお食事に合うだろうなという美味しさが共通してあります。

日本酒は酔いやすくて、なんだかお食事に馴染まないものかと勝手に思っていたのですが、この酒蔵での体験で日本酒への偏見がなくなりました。

2.酔鯨酒造@高知県

続いて、高知県にあるくじらのしっぽがトレードマークの「酔鯨」

モダンな建屋

こちらは夏に酒蔵見学へいきました。お酒造りの時期は終わっていたので、実際に作っているところは見れなかったですが、日本酒のあの甘い香りは建物内に健在でした。

実は酔鯨さん、酒蔵に最新鋭の機械たちを入れておりそれらを隅々まで見せてくれるという太っ腹なツアー。
この部屋でこんなことをするよ、とやはり工程ごとに丁寧に説明してくれます。日本酒を好きになってからいく酒蔵ツアーは、その作り方のこだわりに感動します。

直近とれたお酒と、季節のお酒、フルーツのお酒なども出してくれたり。近くの川ではなく四万十の川の水だけを使った、など水にこだわったお酒なども試飲ができます。

つまみもお酒もジェラートまで盛りだくさん!

そして嬉しかったのはお酒のあてまでついてくること。乾き物に、酒粕ジェラートまで!
そしてこんな贅沢なツアーと試飲セットで確か500円くらいでした。OMG!

グッズも可愛くておちょこを購入、お土産酒を買って帰りました。

こちらはお土産に購入
試飲に使ったおちょこはもらえました


3.森酒造場@長崎県

生まれ故郷である長崎県。日本酒好きには知られ始めている「飛鸞」

昔ながらの佇まいがすてき

確かdancyuの日本酒特集の時に知って、生まれ故郷にこんな誇るお酒がある、しかも杜氏さんが私とほぼ年の変わらない世代の方がやっていると知り、グンと興味を持った酒蔵です。

ここは酒蔵ツアーなどはやっていないそうなのですが、立ち寄ってみたところ酒蔵の軒先にあるショップにいた店員さんが色々と教えてくれました。

昔ながらの製法生酛造りにこだわった酒造りをしていて、毎月新作が作れるように一定品質になるような設備を持っているのだとか。

酒米が展示されてました

実際、その時々の季節に合うようなテーマの日本酒を出していて、毎月が楽しみになるような日本酒作りをしている姿勢も好きだなと思っています。

日本酒セミナーの時に先生が言っていたのですが、森酒造場さんの酒蔵は非常に清潔で、その清潔さが美味しさに表れていると。

東京では特約店でしか購入できないし、お取り扱いをしている料理店も少ないのでお目にかかることは少ないかもしれません。
それでも食事を楽しむことを目的に作られた「飛鸞」は、美味しさを引き立たせてくれて、お供として最後までずっと飲みやすいのです。

蔵限定酒が冷蔵庫にありました

酒蔵では限定酒の取り扱いがあったのでそれを購入しました。
あと、新酒を東京に持ち帰りたかったーと話したら、ひらんのステッカーが貰えたのでPCにはって推しを広めようとしてます。


4.(行きたい)農口尚彦研究所@石川県

海外からも評判の高い「農口尚彦研究所」

最近は百貨店でもみかけるようになりました

酒造りの神様と言われる杜氏である農口尚彦さんがこだわって作った酒蔵が石川県にあります。
92歳になる今でも現役で酒造りをしているというから驚き。

私が気になっているのは、その酒蔵に併設しているテイスティングルーム。
1日3回、各回8名限定で、農口さんが選定した4種類の日本酒を試飲できるとのこと。

そしてお酒を飲む酒器もこだわっている、そもそもこのテイスティングルーム自体のこだわりもすごい。
大人になるとプロがこだわる空間や物に触れることへの感銘を受ける度合いがぐっと高まっているのを感じる。
やーこれは行ってみたい。行かねば。行くぞ。

5.(おまけ)どぶろく醸造所

都内でも日本酒を素敵な空間で楽しめるお店が増えてきているのですが、なんと人形町にこんな素敵な日本酒をのめるお店がありました。

一見洋酒を出していそうなバー風

女性のお客様も、おひとり様も多くて、お酒好きな方が思い思いの時間を過ごしていることがわかり居心地の良い空間でした。

正直どぶろくの味の違いはわからなかったものの、店員さんも詳しいので気になったら気軽に質問してみるとよさそうです。
日本酒もどぶろくも楽しめるので、日本酒が気になった方は入門にぜひ!

飲み比べ3種を2人でわけあうの巻

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