自分も一生懸命に走っていた(2)
小学校入学すると毎日、登校前に家の周り約300mをランニングした。
自分でも、なぜ始めたのか、覚えていない。
走るのが、好きだった訳でもなく、運動ができた方でもない。
どちらかというと、小学低学年までは体育は苦手で鈍臭い方だった。
リレーの授業では、あまりに遅くて、自分のせいでチームが最下位になり、イジメられた事もあった。
それでも毎日、登校前のランニングは続いた。
一年生の冬にあった、「マラソン大会」では学年で後ろから3番目だった。
それでも毎日、登校前のランニングは続いた。
3年生の冬の「マラソン大会」。スタートから200m過ぎ、生まれて初めて先頭を走った。そのままゴール。学年で1位になった。
誰もが、驚いた。友達も、担任の先生も、両親も。何より自分が一番驚いた。
人を変えるきっかけは様々だ。
振り返ってみると、成功体験も人を大きく変える要素だと思った。その後の人生に走ることが大きく関わることになった。