ポケットの中の戦争(小説版)

 旅行中の飛行機の中で暇つぶしがてらポケットの中の戦争を読んだ。
よくクリスマスになるとアマプラがおすすめしてくるアレである。「僕らの」や「School Days」、「エルフェンリート」と一緒に紹介されるあたりどのような作品かは推して知るべしであろう。機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争は、OVAが先に公開されて、その後にノベライズされた作品なので、小説の方が後発である(小泉構文)。
 内容はアニメ版も小説版も大筋は変わらず、一年戦争末期の中立コロニー、サイド6を舞台としてアルフレッド・イズルハを中心に描かれる。
 アニメと小説では結末が多少異なっており、そのためだけに小説版を購入して読んだ次第である。つまり、予めネタバレを喰らった上で読んだわけだ。どのような差異があるかは小説の後書きを見れば一目瞭然だ。作者は一流の悲劇を三流のハッピーエンドに仕立て上げたのである。小説を読む際は、アニメを先に視聴することを強くお勧めする。
 水星の魔女ももう少し穏便にならないものだろうか。小説でフォルダの夜明け組に救いのある話になったりしないだろうか。屍積み上げたしならないんだろうなあ…。

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