面倒はすべてに勝る
わたしは面倒くさがりやです。
面倒くさいという理由で多くのことから逃げています。
会社の飲み会
女子会
実家への顔出し
電話予約
丁寧な暮らし
マニュアル作成
説明書の熟読
テンション高い人への受け答え
機嫌悪い人のご機嫌取り
…面倒くさい。
ほぼすべてのことに「面倒」は勝ちます。
自分から望んで「旅行に行きたい」とか言ったくせに、行く前日や当日になって面倒が勝ちそうになって行くのやめたくなるくらい、面倒は強い。
かつて、心の中では疑いようもなく面倒だと思ってるけど、在らん限りの勇気とやる気を元気玉のように寄せ集めて「楽しみ!」と思うことにして乗り越えていた時代もありました。
でも無理でした。諦めました。
だってわたしは根っからの面倒くさがりやだから。
休みの朝、起きてDVD見てたらいつの間にかお昼になってて、昨日お風呂入ってないけどもうこのままお風呂入らなくてもいけるかな…と自分を嗅いでみるくらいの面倒くさがりやだから。
…
お風呂は最終的に自分と周りの為に入るとしても(入ったら入ったで気持ちよくて長風呂したりする不思議)、
面倒くさいから明日でいいや、今度でいいや、と先延ばしにしてそのまま1年経ったやつとかは、そもそも自分にとってあまり重要でない、どころか不要なものだったりします。
友だちいないのかわいそうって思われたくないから無理に行きたくもない女子会に参加するとか、ノリ悪いとか言われたら嫌だから笑顔で飲み会行って楽しそうな振りするとか。
自分の気持ちに正直になって、やっぱり面倒だわと思って全部やめてみたけど、特に何も困りませんでした。
考えてみたら失礼な話ですよね。行きたくもない場所に嫌々行くなんて。
気が重いと認識しつつ参加して、相手は喜んでるだろうけどわたしはキツイわーって思ったり言ったりするなんて、傲慢。
何様のつもりなのでしょう。
そもそも「友だちいないのかわいそうって思われたくない」のも「ノリ悪いとか言われたら嫌」なのもわたし。
自分の都合で、自分の意志で参加を決めたのに「無理に誘われて仕方なく」みたいな顔してるなんて勘違いも甚だしい。
誠に申し訳ない限りでございます。
若い頃のわたしに代わって陳謝申し上げます。
死ぬほど面倒くさいしめっちゃ避けたい、逃げたいけどこれはどうしても回避できないという出来事は確実にやってきます。
例えばなんだろう。
喪主、とかかな。
だからわたしは、自分で回避できる面倒からは出来うる限り逃げて、なるべく楽しくて甘い汁だけ吸って生きていきたいと思います。