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【登山レポート】7座目:千畳敷カール(木曽駒ケ岳)

こんにちは。

久しぶりに書きたくなったので。

昨年(2023年)の10/6、中央アルプス・長野県駒ケ根市にある「木曽駒ケ岳」「千畳敷カール」に行った。結論から言ってしまうと木曽駒ヶ岳に登頂は出来なかったので、主に千畳敷カールの簡単な紹介とレポートを記しておく。


中央アルプス・木曽駒ケ岳


木曽駒ケ岳は日本アルプスの3つの山脈の一つ、中央アルプス(木曽山脈)にある。
木曽山脈の中で最も標高が高い(2956m)。
全国には「駒ケ岳」の名を冠する山が複数あるが、そのうちの一つ。
「木曽」にある「駒ケ岳」だから木曽駒ケ岳というわけだ。

氷河によって作られた地形


道中には「千畳敷カール」と呼ばれる、氷河によって形成された半円状の窪地がある。自然にあふれ、岩壁が取り囲むU字型の地形は多くの人を魅了する。
千畳敷カールは、バスとロープウェイを乗り継いで簡単に訪れることが可能。一般観光客も多く訪れる人気観光地だ。

千畳敷カール

登山レポート

バスでしらび平駅へ


朝5:30。ロープウェイ駅へ向かうバス乗り場に到着。
早朝にも関わらず、チケット売り場にはすでに大行列。

チケット購入待ちの列

並び始めてから乗車までおよそ1時間半。
紅葉シーズンなのもあって、恐るべき人気っぷりだ。

しらび平行きのバス

森林の中のバス専用道路を進む。
油断すれば谷へ落ちてしまいそうな、狭い道を器用に走り抜けていく。

30分ほど揺られ、「しらび平駅」に到着。
ここからは「駒ケ岳ロープウェイ」へ乗り換える。

しらび平駅

ロープウェイに乗り換え


ここでも登山者を中心とした行列が。
外気は冬のように寒い。

登山者の列
駒ヶ岳ロープウェイ

ロープウェイに乗ること約10分。終点・千畳敷駅に到着。

到着してすぐ、記憶が曖昧だが温度計は1℃を指していたと思う。
外は暴風で、とても登山どころではない。

千畳敷駅到着後の景色

10月とは思えない寒さ


天候が落ち着くのを待ち、まず千畳敷カールを散策。山上はもう冬に入り始めている。
標高の高いところはうっすら雪がつき、周囲の植物は凍りついていた。

千畳敷カール
凍り付く植物

紅葉と雪が入り交じる千畳敷カールはとても美しかった。

再び悪化する天候

今回目的とするのは、「木曽駒ケ岳」とその手前にある「宝剣岳」。

登山口
駒ケ根市と南アルプス

登り始め直後は快晴。

標高があがるにつれ雪が目立ちはじめる。

凍りつく登山道

そして、徐々にガスがかかりだす。

なんとか乗越浄土までは到達。

木曽駒ケ岳の登頂断念


ここで風が強まり、体感温度がみるみる下がっていく。
あまりの寒さゆえ、宝剣山荘へいったん避難。

宝剣山荘

山荘の中はストーブがたかれていた。

体を温め、距離の近い宝剣岳へ向かってみることとした。

ただ、とても登山を続けられる状況でなかった。
装備は不十分で条件も悪い。
遭難しないよう、今回は宝剣岳と木曽駒ヶ岳への登頂は断念することに。

千畳敷カールへ戻り、再び散策。
今回の登山はここで終了とすることにした。

10月の山は恐ろしい


私がこの山へ行った2023年の10/6。
栃木県の朝日岳で男女4人が遭難死する事故が起こっている。

木曽駒ケ岳も朝日岳と同じように暴風が吹き荒れていた。

YouTubeで登山についての動画を調べていると、遭難に関するものが数多く出てくるため、怖さは「分かっている」つもりだったのだけれど、結局防寒着も装備も全然足りていなかった。それくらい10月の山は寒く、恐ろしい場所でもあった。

今回は登頂叶わずだが、万全の装備でまた挑戦してみたい。

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